なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
気になるニュースのお話です。
子ども2人は損をする?
政府が多子世帯の大学授業料無償化について検討している、と時事通信が報じています。記事は、以下の5つの段落に分かれています。
政府は、3人以上の子どもがいる多子世帯を対象に、2025年度から子どもの大学授業料などを無償化する方針を固めた。所得制限は設けない。「異次元の少子化対策」の一つとして、月内に決定する「こども未来戦略」に盛り込む。
大学のほかに、短期大学や高等専門学校などの学生も対象とする考えで、政府は具体的な制度設計に向け調整を加速させる。
いったんストップ。
ここまでをまとめると、
●授業料などの無償化
・「など」は何を指している?
→ 調べましたがわかりませんでした
・25年度から実施予定
(現高2が入学する年)
●無償化の対象
・多子世帯
●無償化される学生
・大学の学生
・短大の学生
・高等専門学校(高専)の学生
ふむ。
続きをどうぞ。
現在、年収380万円未満の世帯を対象に授業料を減免したり給付型奨学金を支給したりする制度がある。これに関し政府は24年度から、年収600万円までの中間層の多子世帯に対象を拡大することを決めているが、教育費の負担軽減に向け支援をさらに強化することにした。
また、ひとり親世帯などに支給する児童扶養手当について、第3子以降の支給額を現行の「月額最大6250円」から、第2子と同じ「同1万420円」に増額する。所得制限も見直し、子どもが1人の場合、手当が満額(月4万4140円)支給される年収の上限の目安は現行の「年収160万円」から「同190万円」に、支給対象の上限目安は「同365万円」から「同385万円」に引き上げる方向で検討する。
政府は少子化対策のため、最終的に年間3兆円台半ばの追加予算を確保する計画。公的医療保険に上乗せして徴収する支援金制度の創設や歳出改革、既存予算の活用で財源を捻出する方針だ。
記事はここまでです。
私ね、この記事をサッと読んだときに、「第3子以降が大学授業料無償化になるんだな」って思ったんですよ。
子どもが3人いる「田口家」と、2人いる「小森家」を例にしてみます。田口・小森という名前に深い意味はありませんが、2人が来季もジェフ千葉に残ってくれることを強く願っております。
話を簡単にするために、5人の子どもたち全員が、私大文系に進学したとします。
すると、その学費は、4年間で約400万円なので、下図のようになりますね。
「第3子以降が無償化になる」と勘違いしていた私の脳内イメージが下図です。
違うんですね。
対象は「第3子以降」ではなく、「多子世帯」。つまり、「第1子」も「第2子」も無償化されるということになります。
つまり、こういうこと。
……???
バグかな?
子ども2人世帯は800万円かかるのに、子どもがあと1人増えると0円になるってこと!?
私が小森家の保護者なら、首相のメガネを叩き割りに行きますね 頭にくるだろうなぁ。不公平だと思いません?
……私ね、この新制度の抜け道を思いつきましたよ。バグを逆手にとりましょう。
遺産相続の関係で、子どもをおばあちゃんの養子にする、って話を聞いたことがありませんか? 書類上の養子。
これと似たような発想です。
親戚みんなでタッグを組んで、子どもたちを誰かの家の養子にして無理やり多子世帯にしちゃうんです。これならおトクになるのでは!? ← 冗談ですよ、ウフフフ
最後に、この記事のラストをもう一度見てみましょう。
政府は少子化対策のため、最終的に年間3兆円台半ばの追加予算を確保する計画。公的医療保険に上乗せして徴収する支援金制度の創設や歳出改革、既存予算の活用で財源を捻出する方針だ。
また増税するんじゃねぇか、あの増税メガネめーーーーーーーッ!
多子世帯の大学授業料無償化 所得制限なし、25年度から―政府
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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