なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
入試関連のニュースです。
頑張れ千葉県教委
おととい16日(木)の参議院文教科学委員会の質問対応の中で、文部科学省は、公立高校入試の受験日と月経が重なった生徒への対応について、「追試は可能」とする通知を年内に都道府県などに出すことを発表しました。
近年、公立入試では追試が設けられています。主に新型コロナやインフルエンザなどの感染症への対応がメインで始まったものですが、この対象に、月経による体調不良も加わることになります。
記事はコチラ。
文科大臣と文科省初等中等教育局長、それぞれの回答を毎日新聞がまとめています。
月経に伴う症状を含め、本人に帰責されない身体健康上の理由により、やむを得ず用意された試験日程で受験できない生徒の受験機会を確保することが重要だ
盛山正仁文科相
都道府県にそういうこと(追試)が可能であることを年内に文書により周知したい
矢野和彦文科省初等中等教育局長
それぞれの都道府県の公立入試をどのような形で実施するかを決めるのは、国ではなく、その都道府県(の教育委員会)です。文科省ではありません。
初等中等教育長が「そうします!」と言い切るのではなく、「可能であることを…周知したい」という言い回しにしたのは、そういった事情があるからでしょう。
さて、現中3生の公立入試はあと3ヶ月後。本当に月経への対応をしてくれるようになるのでしょうか。
毎日新聞の記事でも指摘されていますが、難しいのは「基準をどうするか」でしょう。追試の対象になるのはどのような受検生なのか、それをどこまで細かく規定するのか。
「全国統一の基準を文科省が設定してくれたらなぁ」と都道府県の教育委員会は願っているでしょうが、おそらく文科省はやらないでしょう。細かいところは都道府県に一任じゃないかなぁ。
たぶん12月頭に文科省から「月経の対応よろしくね」と通知が来て、都道府県教委が「あと3ヶ月しかないのに仕事増やすんじゃねぇよ」と泣きながら基準を考えることになるのでは。
毎日新聞の記事の資料です。
千葉県では特に対応していない(どこにも書かれていない)んですよね。
さてどうするんだろう。
千葉県教委は、採点ミスへの対応だけでこの1年間を終えようとしていますが(ねぇ公立高校改革は進めないの?)、入試が迫ってきたこのタイミングで難しい仕事が降ってきちゃいましたよ。
対応できるのでしょうか。
頑張れ、千葉県教委。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
この記事についてのコメント