こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
この春卒業していったさくらっ子からメッセージをいただいたので、ご紹介いたします。
頑張ってきて良かった
このさくらっ子、公立入試の「200字作文」は適切な言葉遣いを心がけて書けるタイプだったのですが、このメッセージでは文頭に「ですが」を連発しちゃってます。
接続助詞を文頭に持ってくるのは減点対象。わかった上でそれをやっているはず。それはつまり、受験対策ではない、気持ちのおもむくままに書いたミニエッセイと解釈しております。誤字脱字等はご容赦ください。
以下、黒字がさくらっ子のメッセージです。
緑字は私のコメントです。
私が1年生の10月ごろに塾に入った時は、先生と自分、2人だけでの授業でした。それはもう緊張して、毎回頭が真っ白になっていたのを覚えています。最初のうちは、「勉強をする」という感覚さえも無かったので、どうしたらいいのか分からないような状態でした…。
そうでしたねぇ、私と2人だけでした。ガッチガチになってたっけ。覚えてます。
授業の前にあるミニテストでボロボロになって、そこでようやく気づきます。
「復習すればいいんだ」と笑
復習するなんてことは先生から何度も言われていたことですが、実際何をすればいいのか、どうするのが効率がいいのかが分からないということを理由にして勉強から逃げていました…。
ですがとりあえず問題を解いて、授業の内容を思い出しながら復習していくと、ミニテストの点数となって結果がでてきます。
「勉強するってこういうことなんだ!」と思いました。そこが私の受験勉強のスタートラインだったのかもしれません。
授業の内容を「先生、こんなこと言ってたっけ」なんて思い出しながら復習していく。案外、これができている人は少ないんです。
このさくらっ子は少しずつ『勉強の好循環』が始まっていきますが、そのきっかけになったのは間違いなく授業の内容を思い出しながら復習したことでしょう。
そして2年生になると、1回目の定期テストから自己ベストを更新し、学校のテストでも良い結果がでてくるようになりました。そこからは順位が1桁になったりして、少し自分に自信を持てるようになっていきます。
塾ではブルームテストで何度も何度も問題を解いて、ヘトヘトになったのを覚えています…笑ですが、そういう苦労があったおかげで定期テストなどに繋がったのだと思います。
入塾が1年生の10月、それから約8ヶ月経った2年生の6月。1学期期末テストで大成功、グンと成績が伸びました。
「苦労があったおかげで」とあるように、塾の指導力ではなく、このさくらっ子自身の努力の積み重ねが結果につながったのです。
これ以降、定期テストは安定していました。
そして3年生、受験生となり、気を引き締めていこうと決意しました。もうカバンの中で水筒をこぼして教科書をぐにゃぐにゃにしたりはしないぞ!と…笑 ← 問題児であります
しかし、なかなかやる気がでません。そんなことは言っていられないのですが、学校では受験だ受験だと言われ、部活では最後だ最後だと言われ、疲れがたまっていったのです。夏休みも部活に支配されているような気分でした…笑
受験生の夏休みは勉強だけに集中させてあげたいものですが、人によってはそれがかなわないこともあります。
このさくらっ子は音楽系の部活動に所属していたため、夏期講習と並行して楽器にふれ続けていました。また、合唱の伴奏者でもあったので、お家での勉強時間も削られていたようです。
これが2学期の苦戦の伏線となります。
しかしここで志望校を変えようと決意します。高校で音楽を楽しんで青春するより、大学進学のために勉強した方がいいのでは?と思ったからです。
聞いたときにはビックリしました。また、方針転換するには遅いのではないかと危惧し、それを正直に伝えました。
しかしこのさくらっ子、ブレませんでした。
ですが、学力は全くといっていいほど足りません。そんなことは分かっていましたが、それでも志望校に受かりたいという気持ちを強く持って、頑張りました。さくら塾で身につけた、「自分で勉強する力」を最大限に発揮しました。
ですがなかなか結果がでません。模試の点数はあがらないし、復確の点数は下がっていくし…。
模試も復習確認テストも、出題範囲は「1・2年の全範囲」+「3年の学習内容」です。とても広いので、短期間準備したくらいでは結果につながりません。
また、2学期後半の復確では、「3年の学習内容」がどんどん増えていくので、受けるたびに点数が落ちていくことも珍しくありません。
時間に余裕のある夏に『学習の貯金』ができなかったことが、大きく影響していました。
常に心がやられそうでしたが、先生に支えられながら、ついに本番をむかえます。
合唱コンクールを終えた2学期後半、苦しい状況の中、あきらめずに机に向かい続けたことにふれていないだと!? 読者はそこを読みたいのに笑
このさくらっ子の場合、理科・社会が安定してきたことに加えて、国語が上向いたのが大きかったです。千葉県独特のあの出題形式、自分なりの攻め方を掴んだんです。1月の模試では偏差値がグイッと上がりました。
それでも合格可能性は50%。最後の勇気を振り絞って、『15歳、真冬の大冒険』の始まりです!
受験当日、いつものように頭が真っ白になるような緊張に襲われそうになりました。そんな自分をなんとか落ち着かせながら、問題を解いていきます。「ヤバい、時間が無い…!!」とか、「これはたくさん練習してきたやつだ!」とか、気持ちがぐるぐる回りながらも、なんとか終えました。
高校の門をでてからは、終わったという開放感に包まれるような感覚でした…笑
その後自己採点をするも、なかなか得点できておらず、「これは…落ちたかな…」と思っていました。
そして合否発表。
受験番号がズラーーっと並んでいて、必死に自分の番号を探します。
「………!?…あった……!!!」
正直嬉しいというより、びっくりでした笑
それと同時に、頑張ってきて良かったなぁと思えた、そんな瞬間でした…。
改めて、これまで私たちに指導してくださった先生、本当にありがとうございました。先生に出会えていなかったら、ここまで頑張っていなかったと思います。
これからは、「自分で勉強する力」をさらに高めていき、自分の進みたい道を目指していきたいです。約2年4ヶ月間、本当にありがとうございました!
某さくらっ子、ありがとうね。「制服姿を見せつけに」来るのを楽しみにしています笑
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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