こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は部活動のお話。保護者向けです。
部の選択は慎重に
先日のブログで、中学1年生向けに部活動を勧める内容の記事をアップしました。
今日は保護者のみなさま向け、いわば現実なお話です。
ちょっと遅いかもしれませんが、君津市の部活動について、新中1保護者のみなさまに知っておいていただきたいことをまとめます。
何かしら参考になれば幸いです。
部活動は過渡期に
まずは全国的な動きから。
部活動は、過渡期を迎えています。
学校ごとの部→地域の部へ
日本中どこに行っても少子化で、スポーツをやるにしても人がなかなか集まりません。
部活動の大会は、現在、学校対抗で行われていますが、規模の大きな学校が有利になるのは当たり前の話。
もはや時代遅れの形式といえるでしょう。
すでに各種報道で伝えられているとおり、部活動は学校から地域への移管が検討されています。
地域的なつながりの深い、A中とB中とC中の生徒で部を構成する、といった感じ。
学校の先生は、部活動の指導から解放されます。
全国的に朝練は廃止の方向になりつつありますが、それも地域移管という大きな流れに沿ったものと言えます。
全国大会廃止?
小学生の全国大会はほぼすべてなくなる……今年に入って一気に動き出したこのニュース、どうやら現実のものになりそうです。
勝利至上主義という言葉がやり玉に挙がっていますね。
「全国大会は高校生年代からでよいのでは」というスポーツ庁長官の発言などを見ても、いずれ中学生も全国大会は廃止になるものと思われます。
部活動での進学の現実
実際に部活動のスター選手が、その活躍で高校に進学することはあります。
しかし、現実問題として、その高校生活はなかなか厳しいものになることをご存知でしょうか。
まず、競争が激しすぎること。
強豪校には各地域のエースばかりが集まるので、常にレギュラー争いにさらされます。3年間公式戦に出場できないまま引退することもザラです。
もう1つ、退学の可能性についても指摘しておきます。
激しい練習
↓
深刻なケガ
↓
競技続行不可能
↓
退部
↓
退学
というケース、昔からよく耳にするものです。
部活動で進学したのにその競技を続けられなくなった場合、校内に居場所がなくなったように感じてしまい、退学まで至るケースは決して珍しいことではないのです。
部活動での進学は、光の当たりにくいところに危険な要素もあることを、保護者のみなさまには知っておいてほしいです。
君津市にはガイドラインあり
君津市では、平成31年4月からガイドラインに則った部活動をするようになっています。
「君津市部活動ガイドライン」の主な内容は以下の通り。
・休養日
平日に1日以上、
週末に1日以上の、
少なくとも週2日以上の休養日を設ける
・練習時間
平日の練習時間は長くとも2時間程度
休日、長期休業中は3時間程度、
週の練習時間は合計11時間程度とする
・朝練習
朝練習は行わない
ただし、校長が特別な事情があると認める場合のみ教育委員会と協議の上、限定的に朝練習を行うことができる
これね、あんまり守られていないんです。
朝練はあるし、毎週末に休みなく遠征を繰り返している、なんて部もいまだにありますもん。
※この記事に寄せられたコメントをご覧ください
時代に逆行、君津市!
部活動選びは慎重に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
最後に、新1年保護者のみなさまにメッセージを送ります。
部活動の選択は、どうか慎重に。
塾のおじさんとしては、熱心すぎる顧問のいる部は避けたほうがいい、とアドバイスしたいです。
部活動だけにエネルギーを削られてしまうと、お家で勉強することが難しくなってしまうからです。
そうした日々の積み重ねが、定期テストに大きく影響するのです。
ここは千葉県です。
『調査書』の内申点は、1年生の成績も記入され、合否の検討材料になることをお忘れなく。

以上、保護者向けの部活動のお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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