あらやだ寒い。なまはげおじさんです、こんにちは。
さくら塾のブログへようこそ。
今日のブログは、以前書いた記事のリライトです。
さくら塾の進路指導方針
さくら塾は公立上位校を目指す人のための塾ですが、強引な進路指導はいたしません。
そんなお話です。
●●高校▲▲名合格!
ちょっとだけ前のお話、
としておきます。
ところどころぼかしながら進めますね。
電話で転塾のご相談を受けたんです。
お子さんを大手塾に通わせている方。
若い先生がたくさんいるし、
友達もみんな通っているしで、
お子さんも気に入っていた大手塾。
しかし、3年生になる頃、様子が変わります。
だんだん行き渋るようになったそうです。
心配してその理由を尋ねると・・・

進路指導があまりにも強引!
だったことだそうで。
お子さんのお気に入りは■■高校。
家から近く、幼いころから憧れていました。
しかし、何度も何度も「指導」があり、
※ランクが上の●●高校への進路変更
ほとほと困り果てていたのだそうです。

かわいそうに……
そりゃイヤになるよなぁ……
『●●高校▲▲名合格!』
という華々しい掲示物は魅力的。
※それが入塾の決め手だったのだそう
しかし、入塾してわかったのは、
背伸びをしてチャレンジ受験に挑み、
不合格になった生徒も多いこと。
※お子さんのお話だそうです
このまま大手塾に在籍していたら、
きっと我が子も背伸びを強いられる・・・
というお話。
いろいろぼかしております、お察しください。
この生徒はさくら塾から■■高校に進学し、
思いきり青春したあと、
某公立大学に進学しました。
なぜ大手塾は進路指導が強引なのか?
上のエピソードについて、きっと多くの方が、
「あぁ、あるよねそういう話。」
という感想を抱いたのではないでしょうか。
ここで疑問が生まれます。
校舎を何校も設置している大手進学塾は、
なぜ進路指導が強引になるのか。
その最大の理由は、生き残るためです。
……わかりづらいですね笑
短くまとめます。
校舎を何校も展開する
↓
人件費・店舗家賃など維持費がかかる
↓
多くの生徒に来てほしい
↓
保護者の目を引きたい
↓
目立つ数字(=進学実績)は必要不可欠
難関校・上位校への合格実績、
これが新規顧客獲得に欠かせません。
合格実績は派手なカンバンのようなもの。
実績が上がれば生徒も増える。
『地域No.1』は絶対に譲れないのです。
ブランド戦略にも直結しますからね。
大手塾の内部でも競争があります。
難関校への合格者数を校舎ごとに競わせる。
給与や昇進に反映させるところもあります。
※都心部のお話です、内房エリアの内情はわかりません
合格実績は指導者・校舎長の手柄。
※都心部のお話です、内房エリアの内情はわかりません
これが、大手塾の進路指導が強引になりがちな理由です。
黒いエピソード①
合格実績について、大阪編。
「そちらの合格者数実績デタラメですよね?」
と大手進学塾どうしで裁判になったことアリ。
進学実績は死活問題なんです。
黒いエピソード②
生徒獲得について、神奈川編。
他塾に通う成績の良い生徒の個人情報、
それを自塾の生徒から聞き出し、
某大手塾がリストを作成していたことが発覚。
さすがの私もこれにはドン引き。
さくら塾の進路指導
それでは、さくら塾の進路指導のお話です。
短いですよ。
さくら塾では強引な進路指導は行いません。
公立上位校を目指す人のための塾ですが、
進学実績にはそこまでこだわっていません。
こだわっているのは、ひとりひとりに丁寧に。
そのためのちっちゃな塾。
データを示すだけでなく、
将来の夢や本人の特性を踏まえて、
いろいろとアドバイスをしています。
公立上位校を目指す塾ではありますが、
もしもさくらっ子が悩みに悩んだ末に、
それ以外の高校を選んだら?
自らの進みたい道を見つけられたのですから、
私はその意思を尊重し、全力で応援します。
これが、さくら塾の進路指導です。
以上、進路指導についてのお話でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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