我が子をダメダメ中学生に育てるための6つのコツ

なまはげコラム
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 こんにちは、なまはげおじさんです。

 さくら塾のブログへようこそ。

 今日は以前書いた記事のリライトです。大幅にいじりましたよ。
 
 
 

我が子をダメダメ中学生に育てるための6つのコツ

 中学生のお子さんがいて、ときに反抗されることはあるけれど、愛情たっぷりに子育てに取り組んでいらっしゃる方。

 そんなあなたには、今日の特集は必要ありません。
 
 

 我が子への愛情は消え去った、
 大人になったら路頭に迷わせたい、
 我が子をひどい中学生にしてやろう、

 そんな真っ黒な気持ちになっている保護者の方、お待たせいたしました。ぜひこの特集を参考にしてください。
 
 

 題して、『我が子をダメダメ中学生に育てるための6つのコツ』

 必読ですぞ。
 
 
 

スマホを買い与えよう

 とにかく我が子をダメダメ中学生に育てたいという方にオススメの一手がコチラ。

 人類が生み出した史上最強の携帯型トラブル発生装置、スマホ。これを買い与えましょう。ごく短い期間で、バツグンの効果があります。 
 

 スマホを渡すときに、

 「いつでも好きなだけ使ってね」
 「自室への持ち込みOK!」
 「家庭内ルールなんてナシ!」

 と声をかければサイコーです。
 

 どんなにしっかりとしたお子さんでも、中学生にスマホさえ買い与えれば、短期間で偏差値が3~15は確実に下がります。お断りしておきますが、そのような研究論文があるわけではありません。あくまでも、中学生の学習指導を20年以上している私の肌感です、あしからず。でもね、ホントにガクンッと落ちますよ、ビックリするくらいに。

 もしも毎日コツコツ机に向かう習慣をつけさせてしまったら、お子さんは自ら人生を切り拓いていく力を身につけてしまいます。

 我が子を中学校3年間で大きく成長させたくない、ひどい人生を歩ませてやるんだと強い決意をしたのなら、とにかく勉強させないことです。 
 

 そのためにはスマホ。だってスマホは視界に入ったらついつい触っちゃいますもの。勉強する気を奪うには、最高のトラップですよ。 
 

 我が子をダメダメ中学生に育てたいなら、スマホを買い与えましょう!
 
 
 

活発すぎる部に入れよう

 「勉強が好きでたまらない」

 そんな中学生はめったにいません。

 「できれば机には向かいたくない」
 「勉強しなくてすむ言い訳はないか」

 多くの中学生がそんなことを考えています。  

 はい、ございます。

 それこそが部活動です。

 我が子をダメダメ中学生にしたてあげたいと密かに願っている保護者の方には、活発すぎる部活動へお子さんを入部させることを提案いたします。 
 

 部活動ガイドラインとか無視しちゃうような、そういう部が狙い目です。 

 例えば、すでに定期テストの出題範囲表が配布されているような時期にもかかわらず、土日に平気で練習試合を組んじゃうような部。

 往復の移動時間、
 そして試合での疲労、
 部活ノートの提出の強要、

 ・・・とてもじゃありませんがテスト勉強なんて取り組めません。成績は安定して(?)低迷するはずです。
 

 例えば、学校の部活動とは別に「クラブ」として活動時間を増やしている部。え、夜にも練習するの? 我が子を勉強机から遠ざけられますね。いいですね、最高です。

 そういう部を探して、にっくき我が子を入部させましょう。 
 

 3年夏に部活動を引退した後、

 「どうしよう、勉強の仕方が全然わからない・・・」

 と途方に暮れる我が子を見て、あなたは暗い笑みを浮かべるのです。 
  

 我が子をダメダメ中学生に育てたいなら、活発過ぎる部活動に参加させましょう!
 
 
 

習い事は整理しない

 英会話に水泳、合唱やピアノやエレクトーン、ボーイスカウトにガールスカウト、空手・柔道・剣道・ダンス・野球・サッカー・そろばん・公文・・・。

 「小学生の今、いくつか習い事をさせているけれど、中学進学を機に整理・縮小しようかしら」

 そうお考えの保護者のアナタ、ちょっと待って。 

 もし習い事を整理したら、お子さんが机に向かうことのできる時間を増やすことになってしまいます。いいんですか? それでは立派なダメダメ中学生にはなれませんよ。気を確かに持ってください。
 
 

 よろしいですか。

 「やるべきこと」「やりたいこと」の選択肢が多い状態をわざとキープするのです。そうすれば中学生は半ば思考停止状態になり、そのすべてに中途半端にしか取り組めなくなります。それでこそダメダメ中学生です。 
  

 我が子をダメダメ中学生に育てたいなら、習い事は整理しないで続行させましょう!
 
 
 

きょうだいと比べてけなす

 我が子をダメダメ中学生にしたいのなら、自己肯定感をガリガリと削る作戦もあります。

 「私、頑張ってるな」
 「オレ、イイぞー!」
 と自分に対して抱くプラスの感情、
 自分のことを好きでいられる気持ち、

 それを失わせるのです。
 

 すると、自分を否定されたような気持になり、
 自分に自信がなくなっていきます。
 あらゆることに対して意欲がなくなります。

 やがては非行の道に走り出し、ご近所から後ろ指を指されることでしょう。 
 

 自己肯定感を削るもっとも手っ取り早い方法は、きょうだいや近所の子と比べて、けなすことです。

 「お兄ちゃんはもっとできたのになぁ」
 「あんたの妹はちゃんとやれるのに」

 といった些細なことで構いません。 

 これが本当に効きます。ここぞというタイミングでボソッとつぶやくだけで、一生忘れられないレベルの心の傷をつくることさえできるのです。 
 

 我が子をダメダメ中学生に育てたいなら、きょうだいと比べてけなしましょう!
 類似テクニックに、きょうだいと比べてほめる、というのもあります。ゆがんだ優越感を植えつけることができます。
 
 
 

「アナタは悪くない」

 中学生は、精神的にはまだ未熟。ときにトラブルを起こすこともあります。

 そういうときに、恐れることなく我が子と向き合えるかどうかが、子育ての生命線であり、親としての踏ん張りどころ。

 また、中学生本人も、自らの誤りを認め、反省し、言動を改善していくことができれば、トラブルさえ成長の肥やしになります。

 ・・・ですが、今日の特集では「親として」とか「成長」なんてどうでもいい(笑)ので割愛。 
 

 我が子をダメダメな中学生にしたいなら、トラブルを起こしてしまったときに、必ず「アナタは悪くない」と声をかけることをオススメします。
 

 「いいのよ、アナタは悪くない。その先生がおかしいの」
 「ううん、アナタは悪くない。そのコが間違ってる」
 「アナタは悪くない。しょうがないよね」
 

 コツは、自らをふり返らせない、反省させない。何があっても「アナタは悪くない」と言い続けていくことで、すべてをまわりのせいにして切り抜けようとする文字通り自己中心的な人格の育成に寄与することができます。

 そうなれば、友だちはどんどん離れていきます。
 自分が悪いと思わないので、同じ失敗を繰り返します。
 反省しないので、人として成長しません。
 まともに人間関係を築くことも難しくなるでしょう。 

 我が子とぶつからなくてすむのもいいですよね。トモダチのような親子関係を目指す人にぴったりです。 
 

 我が子をダメダメ中学生に育てたいなら、トラブルが起きても「アナタは悪くない」と言い続けましょう!
 
 
 

塾は絶対に利用しない

 我が子をダメダメ中学生にしたい。そんなあなたに最後にオススメしたいのは、塾を絶対に利用しないことです。 
 

 中学校は、全人的な成長を促すための教育機関でもありますが、その中でも最重要なのが学習面です。卒業後に自ら進路選択をするわけですが、進学したいのであればそれは本人の学力次第。

 ここは千葉県です。中1・中2の成績(=内申点)が良くなかった場合、中3進級の時点で合格できる高校が限られてしまいます。東京都・神奈川県・埼玉県のように、中3になってから頑張って逆転するなんてことが不可能なシステムだからです。商売柄どうしても営業色が強くなってしまいますが、千葉県の中学生は、入学時から積極的に塾を利用すべきだと思います。 
 

 ですから、学校の授業でつまずきを感じたり、定期テストの得点が振るわないのであれば、積極的に補習塾を利用すべきです。あとで取り返しがつかなくなるから。
 

 また、将来の大学進学を意識するなら、進学塾で切磋琢磨するのがよいでしょう。学校とは違い、ライバルたちの中で学ぶことができるのは実に大きな経験です。自分はトクベツ頭がいいわけじゃないんだなぁと感じられるかもしれません。
 

 ・・・おお、いけない。今日は我が子のことが憎くて憎くてたまらない方に向けての特集だった(笑)。 
 

 我が子をダメダメ中学生に育てたいなら、塾は利用しないようにしましょう!
 
 
 
 
 

 以上、我が子をダメダメ中学生に育てるための6つのコツをご紹介いたしました。

 スマホを買い与えて、
 活発すぎる部活動に入れて、
 習い事は整理しないで続行させて、
 きょうだいと比べてけなして、
 「アナタは悪くない」とささやき、
 そして、塾は絶対に利用しない。

 これに沿った子育てを敢行すればかなりの確率でダメダメ中学生になりますし、中3の冬には大荒れになり、中学卒業後はエライことになりますよ。

 そんな我が子を観察したい方は、ぜひお試しを。
 

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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