
【急募】涼しい秋。こんにちは、なまはげおじさんです。暑さに参っていませんか?さくら塾のブログへようこそ。
新ガイドライン導入、どうなる2学期
君津市では、今年度より、市内中学校の部活動について、新しいガイドラインを導入しました。この件について、これまでに2回このブログで取り上げています。


本日のブログは3回目の特集記事です。
お題は、「部活動、誰がストップをかけられるか」。
秋は新人戦のシーズンです
体育祭もなんとか終わり、1・2年生だけになった新チームにとって初めての公式戦が近づいてきました。支部新人大会、いわゆる新人戦です。
総合体育大会と同じように、新人戦も支部大会を勝ち上がると県大会に出場できます。※中体連主催の公式戦は、実は2つしかありません。秋の新人戦と、夏の総体です。それ以外の大会は、実はすべてオープン戦のようなものなのです。
さて、ここで10月のスケジュールをご確認ください。

どうです、このメチャクチャな予定。
カレンダーには書いていませんが、実は新人戦はほとんど1ヶ月の間、ずっと行われています。もっとも早く試合のある野球部とテニス部、初戦は9月22日(日)です。
会場をおさえる関係でそうなってしまうのでしょうか、部によって予定がバラバラなのです。
●新人戦は、数少ない大事な公式戦。
●部によって、大会日程がバラバラ。
秋は定期テストのシーズンです
さて、ここでもう一度カレンダーを確認していただきたいのですが、10月には大きなイベントがあるんですよね。
・・・そうです、中間テストです。
新人戦の日程と並行して、中間テストが行われるのです。
旧ブログの頃から何度も訴えてきましたが、また同じことを書きますよ。
千葉県の入試システムでは、1年生1学期の成績から『調査書(=内申点)』に記載されます。
東京都は3年生の成績のみ、神奈川県は2・3年生のみ、埼玉県は1・2・3年生(ただし3年生の内申点を2倍したりします)。千葉県は、南関東の中で唯一、3年間の成績すべてが平等に入試に関わってくるのです。
3年夏に部活を引退してから勉強頑張ろう・・・なんて甘いことを考えても、すでに内申点は3分の2以上が確定してしまっています。1・2年生のうちからコツコツがんばっていく必要があるのです。
●千葉県の中学生は、どの学年も定期テストが超大事。
※次年度から、千葉県の入試システムが大きく変わります。一発勝負になります。英語のみ試験時間が拡大されます。ひょっとしたら内申点の扱いにも変更があるかもしれませんが、そううまい話に期待するのではなく、しっかり備えておくべきでしょう。
部によって有利・不利が生じることも
この記事を書いている10月1日(火)現在、各中学校の校内の1・2年生は、4つのグループに分けることができます。
ア)すでに新人戦を終えた部
イ)新人戦で勝ち、県大会に出場する部
ウ)これから新人戦を迎える部
エ)文化系や無所属
今回の中間テスト、この4つのグループで、有利・不利が生じてしまいそうです。
もっとも有利なのは、もちろん ア と エ でしょう。土日の練習時間もそう多くはないでしょうから、なんの時間的制約もなくテスト対策に打ち込むことができます。
逆に、イとウは大変ですよね。テストが近いのに、一日ずっと練習試合なんてことになったりしたら目も当てられません。中間テストの得点に響いてくるのは必至です。そうなれば、間違いなく入試で不利になってしまいます。そんなのは悲劇です、あってはいけません。
所属している部によって、テスト対策に有利・不利という「格差」が生まれる。
これ絶対にマズイですよね。
この「格差」をなくすには、大会期間の短縮が必要です。せめて2週間。1ヶ月はあまりに長すぎます。また、新人戦については、県大会も廃止してよいのではないでしょうか。正直やりすぎだと思います。
ここで、もう一度カレンダーをご覧ください。

年間指導計画によると、12日・13日にはテニス部のみが予定されています。ただ、これは荒天に備えての予備日かもしれません。実際には、大会はないかも。どうだろ。
中間テストをはさんでの19日・20日には、サッカー部と卓球部。サッカー部については、これも予備日かな。卓球部は、この2日間しか記載がありません。
つまり、今回の中間テストでもっとも不利なのは(=受験で不利な立場になるかもしれないのは)、卓球部員ということになります。
せめて直前の3連休は、練習時間を短めにしてあげてほしいところ・・・!
中間テスト直前に3連休がありますが
中間テスト直前に、3連休がありますよね。
進学塾の指導者であるなまはげおじさんは、この3連休くらいはテスト勉強に集中させてあげたいと強く願っています。きっと、ほとんどの保護者のみなさんが同じ想いでいらっしゃるのではないでしょうか。
ところがですね。
この3連休に、新人戦ではない、別の大会に参加する部があるようなのです。
おい、ウソだろ。
中間テスト直前だぞ。
もしこの話が本当だった場合、関わってくるのは4者です。
部員(=生徒)、
保護者、
顧問の先生方、
そして学校長。
定期テスト直前なので本来でしたら部活動停止期間。
ゆえに、まず保護者から参加許諾をとり、それを添えて参加してもよいですかと学校長に確認をとる、顧問の先生方はこうした流れを踏んでいきます。
・・・だれがストップをかけるべきでしょうか。
出番ですぞ
先ほど4者をあげましたね。
部員、保護者、顧問、学校長。
このうち、やりすぎの部活動にストップをかけるべきなのは誰でしょうか。
部員ではないですよね。中学生ですからね、そりゃしょうがない。決まったことに従うしかありません。
同じく保護者も外しましょう。親が参加承諾書にハンコを押さなきゃいいじゃないか、という声もあるかもしれませんが、いやその意見はキツいですって。実際に自分の子どもが参加承諾書を持ってきたら、不参加なんて書きこんで持たせることができますか? 顧問の先生からかかってくる電話にどう対応します? 部のママ友たちの目線とかちょっと想像するだけで、メンタル削られませんか? 保護者がしっかりしろなんて、なまはげおじさんには言えないですわ。
顧問の先生方か。うむ、たしかにそうですね。しかし、顧問の先生方としては、大会出場キャンセルはできれば選びたくない選択肢でしょう。ほかの学校の先生方との関係もありますし、次年度以降呼ばれなくなってしまうかもしれませんし。
・・・ということは。
出番ですぞ、学校長!
君津市の新ガイドラインには、こう明記されています。

ちょっとこの部は活動しすぎなのではないか、そう思われるときにブレーキをかけられるのは、学校長のみ。「ダメです」とストップをかけられるのは、校長先生だけなのです。
各中学校の校長先生、市のガイドライン施行の初年度です。これからの君津市の中学教育をさらに良いものにしていく絶好のチャンスが、まさに今年だと思います。ご英断のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
※参考資料 君津市の部活動ガイドライン ↓

涼しい秋を求めて旅に出ます。14:00までには帰ってきますね。それでは今日はこのあたりで失礼します。
【19/10/11 追記】新人戦ではない大会へのテスト直前での参加、中止になったそうです
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この記事についてのコメント
部活動が熱心な中学校って言ってしまうと分かってしまいますが、、、
テスト前なのに、部活の朝練、駅伝の朝練が、入っていて、中間テストが 正直不安です!
校長先生、部活の顧問は、子供達の事を ちゃんと考えてくれてるのか、、、
せめて、テスト1週間前には 部活を停止 してほしいです。
この前、学校のアンケートがあり、部活動の事は書きましたが、、、、 校長先生がダメならどこに伝えれば、、、
マロンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
部活動が熱心な学校、このあたりに複数あるので、もはやどこの学校のお話なのかわかりませんね(笑)。やれやれ。
部活動にしろ駅伝練習にしろ、朝の活動は原則禁止になったはず。
もし朝練を行う場合は、教育委員会に相談する(=教委の許可が必要)はずなのですが・・・。
テスト1週間前部活動停止は、かなり難しいと思われます。
3日前停止ですら破られてしまっていますからね。
校長先生には、ぜひ英断を期待したいところです。