こんにちは、なまはげおじさんです。さくら塾のブログへようこそ。今日は内房地区には1校もない中高一貫校のお話です。
中高一貫校は2種類あります
まずはお勉強から。
中高一貫校は、大きく分けると完全型と併設型の2タイプがあることをご存知でしょうか。おおまかなイメージ図をつくってみました。
上図はあくまでもイメージです。実際はその学校ごとにシステムが大きく異なりますし、教科によっては中学の内容・高校の内容という区別をしない場合もありますから。
完全型と併設型の両者に共通する特徴は、大胆な先取り学習です。 とにかくバンバンとハイスピードで進んでいきます。
併設型の学校は、「完全型の中高一貫校に、先取り学習をする高校を併設している」というとらえ方でよろしいかと思います。
ですから、県立千葉中&県立千葉高や第9学区の私立中高のように、同じ敷地内に中学高校はあるけれど先取り学習をしていないところは、中高一貫校ととらえるべきではありません。
東京都立の中等教育学校ではすでに先取り学習を始めているそうです。近い将来、県立千葉中でも先取り学習を行う併設型中高一貫校になるかもしれません。
中高一貫校についての最近のニュース
今年に入ってから、首都圏の併設型中高一貫校に大きな動きが見られます。そのうちのいくつかをチェックしていきましょう。
豊島岡女子学園(東京都)
としまがおか、と読みます。東京の豊島区池袋にある、中高一貫の有名進学校です。東京都や埼玉県の女子小中学生にとってはあこがれの学校です。
その豊島岡女子学園が、6月15日に、ホームページ上で以下のような重大発表を行い、話題になりました。
高校募集の停止です。
今までは、中学受験で合格し入学してきたメンバーをメインにして、あとから少数の高校受験組を加える形をとってきました。しかし、現中1の代から高校入試自体を取りやめるそうです。つまり、中学受験を経て入学してきたメンバーのみで6年間を過ごす、完全型中高一貫校に移行することにしたということです。
中学入試に失敗して、泣く泣く地元の公立中学校に入学した女子生徒の中には、3年後に豊島岡女子学園に入学するぞと決意を固めていた子もいたでしょうに・・・。残念ながら受験に挑むことすら許されなくなってしまいました。
本郷(東京都)
こちらも東京豊島区にある中高一貫進学校です。
5月に、次のような発表を行いました。
やはり高校募集の停止です。
ただしこちらは現中2の代からですから、ずいぶん急な話ですね。必要性が高いのか、緊急性が高いのか。むむむ。
中高一貫校の最近の傾向;併設型 → 完全型
そして千葉県でも
併設型中高一貫校が高校募集を取りやめるというこの大きな波は、すでに千葉県にも到達しているのをご存知でしょうか。
まずは習志野市にある東邦大学付属東邦。
ここはすでに高校入試を行っていません。海外からの帰国生のみを対象に10名程度の募集をしていますが、それはあくまでも例外的なもの。原則として、中高6年間を同じメンバーで過ごしていきます。
そして、もう1校。
千葉県の頂点に君臨するあの高校が、ホームページで衝撃的な発表を行い、これも大きな話題になりました。
なんと、渋谷幕張も、完全型の中高一貫校に移行する準備に入ったようです。リンクを張っておきますね。
首都圏の併設型中高一貫校の多くが、高校募集を停止して、完全型に移行しつつあります。この流れが今のトレンドです。
中高一貫校の最近の傾向;名門校の多くが完全型に
渋谷幕張を追いかける県内私立進学校の動きが気になります。中学入試組が比較的多い市川は、ひょっとしたら完全型への移行を検討しているかもしれませんね。昭和学院秀英(千葉市)は高受組が多いようなのでどうかなぁ・・・。
また何かしら情報が入りましたら、このブログで紹介しますね。
次回特集記事は、首都圏の名門校のようすについてです。それでは今日はこのあたりで失礼します。
続きはコチラです。
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