内房エリアは有名大学進学に不利!? それホント!?

なまはげコラム

こんにちは、なまはげおじさんです。今日は内房エリアについて感じていることをまとめてみました。それはですね・・・。

ここがわれらが内房エリアである 

 このブログでいうところの「内房エリア」とは、だいたい蘇我駅よりも南の地域を指しております。市原・袖ヶ浦・木更津・君津・富津といったところですね。地図で表しますと、だいたいこのあたり。
 
 

 
 
 公立入試でいうところの第9学区、それと同じようなものととらえてください。
 

 ほかの県や別の地域の先生方のブログやツイッターを拝見したときに、「あれれ? こっちとずいぶん違うぞ」と感じることがままあります。

 実際にお話しさせていただいて、もやもやとした違和感がはっきりとした形になっていき、内房エリアの困ったところに気づくようになりました。

 この内房エリアにこもっているだけでは、なかなか気づけなかったかもしれません。全国の先生方、ありがとうございます。
 

 このブログは、その気づきのシェアです。

 これを読んで、保護者のみなさまはどうお感じになるでしょうか。

 
 

いろいろと「ない」

 初めに結論を。

 内房エリアの困ったところ、それは、いろいろと「ない」ことなのです。

 以下、3点挙げますね。
 
 
 

目標になるような難関大学・有名大学が「ない」

 札幌市には北海道大学、

 仙台市には東北大学、

 名古屋市には名古屋大学、

 福岡市には九州大学、

 もちろん東京は言うまでもありません。
 

 難関大学・有名大学のある街は、教育への意識がとても高いのです。
 

 これが内房エリアはどうかと言いますと、地元に難関大学・有名大学がない。ないものねだりをしてもしょうがないのですが、やはりこれは非常に大きなハンデだと思うのです。

 千葉大があるじゃないかって? 千葉市は内房エリアには入らないと思うのですよ。西千葉駅周辺について、わが地元というイメージは抱きにくくありませんか。

 言い換えると、身近に難関大学や有名大学の学生がめったにいないということ。東京の有名大学に進学しても、君津の街を出て独り暮らしを始める人が多いですからね。

 ですから、中高生が難関大学・有名大学の学生を見かけること自体があまりないので、こんな会話がまず生まれない。
 

さくらっ子
さくらっ子

●●大の人たちって、いつも楽しそうだよねー

さくらっ子
さくらっ子

でもすっごくカシコイんでしょー?

さくらっ子
さくらっ子

なんかケンキュウとかしてるんでしょー?
カッコイイなー

さくらっ子
さくらっ子

いいなぁ
あんなふうになりたいなぁ・・・

 
 ああいうふうになりたいという身近な憧れがいると、人は加速的に成長していけるものです。身近に憧れの存在がいると、強烈なモチベーションになるからです。 

 子供でも、大人でも。

 スポーツや楽器でも、それこそ勉強でも。

 グングンと伸びていくんですよね。
 

 あー。東京の有名大学のどこかが、君津にキャンパス移転してくれないかなぁ。土地は結構あるんですけどねぇ。それこそ駅前にも(笑)。

 もしそうなったら、まず地元の高校生の目の色が変わるでしょう。進学実績が間違いなく上昇するはず。トリクルダウンなどという大げさな表現は使いませんが、内房エリアの中学校や小学校にも正の波及効果が期待できます。エリア全体の教育意識が、グンと上向きますよ。

 ・・・全学とは言いません、一部の学部だけで構いませんから、どこか来てくれないでしょうかねぇ。
 

 現実的な話をぶっちゃけますと、このエリアでは個別指導塾の経営がかなり難しいと思います。個別指導の講師は、普通、大学生が主力だからです。講師を揃えることが簡単ではないはず。地元に大学生が少ないこのエリアで個別指導の形態をとるのは、本当に大変だと思います。
 
 
 

中高一貫の進学校が「ない」

 内房エリアにないもの、ふたつめ。

 中高一貫進学校。
 

 内房エリアには、中高一貫進学校が存在しません。蘇我から先の京葉地域になると、渋谷幕張や市川などがあるのに。

 注;ここでの「中高一貫校」とは、中等部であってもどんどん高等部の単元を先取り学習していく学校を指します。また「進学校」とは、渋谷幕張・市川・県千葉・県船橋など、現役で東大&京大や旧帝大にコンスタントに進学させている高校を指します。

 なぜ内房エリアに中高一貫進学校がないのでしょうね。

 保護者のみなさまはどう思われますか。
 

 田舎だから?

 人口が少ないことと関係があるのでしょうか。
 

 ラサールって、ご存知でしょうか。

 毎年東大に現役合格者をバンバン出している全国有数の進学校ですね。あの学校、首都圏から遠く離れた南九州の鹿児島県にあるんですよ。
  
 

 
 
 え・・・!?

 東京や大阪から遠く離れた南九州に・・・!? 

 と思った方に種明かしをしますと、実は、ラサールのある鹿児島市は、人口60万人の大都市なのです(笑)。この人口は船橋市と同程度ですね。鹿児島は都会だったのです(笑)。
 

 やっぱり人口なのかなぁ。ある程度の大都市であることが、中高一貫進学校の成立条件、なのかなぁ。そうだとすると、内房エリアに中高一貫進学校を求めるのは、高望みが過ぎるのかなぁ。
 

 あ、いけません。話がそれました。

 中高一貫進学校がないと困るのはなぜか、そのお話です。

 

 ご存知の方も多いと思いますが、難関大学・有名大学に進学している生徒の多くが、中高一貫校の卒業生なんです。

 わかりやすいので東大を例にしますね。

 今年の合格者が多かった順に開成187・筑駒119・麻布100(以上東京)聖光学院93(神奈川)灘73(兵庫)渋谷幕張72(千葉)・・・と続くのですが、これ全部中高一貫進学校なのです。数字は合格者数、ため息出ちゃいますよね。

 中高一貫進学校では、中学内容を高速で終わらせて、だいたい中2の秋くらいから高校内容の学習が始まります(注;かなり端折った説明で申し訳ありません笑)。同世代の多くが高校入試のための受験勉強をしているときも、どんどん高校内容を進めています。大学入試だけに絞って、ハイレベルな仲間たちと6年間切磋琢磨し続けるわけです。そりゃずば抜けた進学実績になりますよね。

 中高一貫進学校独特のシステムについていけるのであれば、ですけどね。高い基礎学力を有している必要があります。それを判定するために、小6の時点で中学入試があるわけです。
 

ママン
ママン

内房エリアでの子育てって、ひょっとして不利なの?

 
 んー、どうでしょうか。

 不利と感じるかどうかは、人によりけりではないでしょうか。
 

 内房エリアは自然が豊かです。幼少期に自然と触れ合う機会を多く持てるのは、すばらしいことだと思います。
 

 また、難関大学・有名大学が地元にあり、そこへの進学を目指す中高一貫進学校もあるようなエリアであれば、幼少期以降の子育てがまったく違うものになるのでしょう。
 

 どちらにも良さがあります。(本音を言えばどちらもほしい。)
 

 さくら塾は進学塾ですので、私はどうしても幼少期以降に注目してしまいます。地元に中高一貫進学校がないということは、大学入試だけを考えるなら明らかに不利です。
 

 そして、中高一貫進学校がないということは、当然、中学受験を経験している人がほとんどいないということでもあります。次はそのお話です。
 
 
 

中学受験を経験している人がほとんどい「ない」

 さて、このブログをお読みいただいているあなたは、現在の中学入試についてどの程度ご存知でしょうか。

 難易度に注目してお話を進めるのがいいかな。

 おおまかなイメージは以下の図のとおりです。
 
 

 
 中学入試、とんでもなく難しいんですよ。

 間違いなく高校入試よりはるかに上。
  

ママン
ママン

えーっ、それは盛りすぎでしょー?

 
 いやいや、本当ですって。

 ちょっと過去問見てみます?
 

 渋谷幕張中のこの春にあった入試、社会科大問1より抜粋。

 ( ア )にあてはまる語句を答えなさい、ではないですよ。を答えさせるのです。

 小学6年生が、この問題に挑み、合格を勝ち取ろうと奮闘しているのですよ。単純な暗記だけでは乗りきれない、まさにハイレベルです。

 答え、書いておきますね。
 「施設に係る経費の最小化」だそうです。

 なぜこのような解答になるのか、興味のあるさくらっ子は声をかけてください。国語の読解力が要求されていますよ。 教室で説明しますね。
 

 中学入試は、高校入試から英語を除いた4教科で行われます(英語を取り入れる学校もぽつぽつ出てきました)。その出題レベルは、ご覧いただいたとおり、千葉県公立入試よりもはるかに難しいものです。中学入試の受験生に千葉県の前期選抜を解かせてみたいです。国語・理科・社会の3教科なら、90点以上とれる子も結構いるのではないでしょうか。おのれちびっ子め。
 
 

 中学入試の経験者は、小学6年生の冬の段階で、公立高校入試を十分突破できるだけの基礎学力を手にしているわけです。ですから中学内容を高速で学んでいく中高一貫進学校の独特のシステムについていけるわけですね。

 しかし、そのレベルであったとしても、希望する中学校から合格をもらえないことの方がずっと多いのです。なにせ入試は高倍率ですから。

 中学入試が盛んな地域では、悔し涙を流して地元の中学校に進学する人も少なからずいるわけです。中学3年間がんばって絶対に難関高校に進学するんだ、大学入試で逆転してやるんだとメラメラと燃えているわけです。いわばリベンジ組、彼ら彼女らが学年トップ層を形成し、学年全体を引っ張っていきます。

 そのような事情があるので、中学受験の盛んな地域では公立中学校上位層もレベルが相当高いわけです。上位層の基礎学力や学習意欲もそうですし、その保護者の教育への関心もそう。惜しくも入学できなかった有名中学のそれとほぼ変わらないかもしれません。

 3年さくらっ子でも、中学受験の盛んな地域に引っ越したら、学年ベスト10に入れるかどうか微妙なところなんじゃないかなぁ。中学受験を経験している人、いないですものね。
 
 

 もし内房エリアに中高一貫進学校ができたとしたら、中学受験を意識する人が一気に増えるでしょう。今以上に勉強に関心が高まるので、小学校の雰囲気が変わりますね。受験するかどうかに関係なく、どの生徒も今より基礎学力が向上するでしょう。

 そして先ほど述べたとおり、公立中学校のレベルも上がります。当然、進学先の公立高校のレベルも大学進学実績も、ガラッと変わるはず。 

 教育に関心の高いエリアには、子育て世帯が今以上に集まるはず。こういう地域活性化、あってもいいんじゃないでしょうか。
 
 
   

内房エリアの中学生、がんばろう!

 内房エリアに住んでいて、将来大学進学を考えている中学生のあなたへ。

 今日特集してきたように、内房エリアには、難関大学・有名大学はありませんし、あなた自身も中高一貫進学校に通っているわけではありませんよね。

 大学受験では、中高一貫進学校に通っている生徒こそがライバルになります。将来のライバルたちは、高校入試に参加しません。それどころか、今すでに高校内容を学んでいます。あなたが高校に進学した時点で、ずうっと先を行っているのです。

 じゃぁもうムリじゃん、と投げ出してはアカンですよ。先行しているライバルたちを、全力で追いかけるのですよ!
 

 そのためにみなさんに強く伝えたいのは、高校進学をゴールと考えてはいけない、ということ。高校に進学してからが、本当のたたかいの始まりなのです。このことを絶対に忘れないでください。 

 そして、もうひとつ。

 将来のライバルたちに追いつくために今できることは、基礎学力を高めていくほかはありません。高い基礎学力の上に、高校での学習を積み重ね、全国のライバルたちを全力で追いかけていくのです。
 

 いいですか、基礎こそがすべてですよ。

 この意味でも学校の授業を大切にしてくださいね。

 コツコツと基礎・基本を積み上げて、中高一貫進学校のライバルたちを、いつか、いつの日にか、ぶち抜いてやりましょう!
 

 内房エリアの中学生、がんばろう!


 

最後まで読んでくださってありがとうございます。長かったでしょう(笑)。それでは今日はこのあたりで失礼します。

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