「主体的に学習に取り組む態度」が「A」じゃなかったあなたへ

なまはげコラム
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なまはげおじさんです、こんにちは。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

中学生向けのお話、リライトです。
 
 
 

学校の先生はあなたの味方

今日は通知表のお話。中でも、「主体的に学習に取り組む態度」に絞って書いてみます。

ぜひ、あなたの通知表を広げてみて、それを見ながらじっくり読んでみてください。
 
 
 

観点別評価

通知表の5段階評定は、観点別評価の組み合わせによって「5」「4」「3」「2」「1」が決まります。

観点別評価とは、
「知識・技能」
「思考・判断・表現」
「主体的に学習に取り組む態度」 
という3つの項目のこと。

 

たとえテストが0点だったとしても、3つの観点別評価のすべてが「C」でなければ、「1」はつきません。

その逆もしかり。

テストが満点でも、観点別評価に1つでも「B」があれば、「5」にはならないのです。
 
 
 

主体的に学習に取り組む態度

さて、「主体的に学習に取り組む態度」ですが、制度が新しくなった昨年度から「A」が取りにくくなりました(これは全国的な傾向です)。
 

あなたはどうですか?

「主体的に学習に取り組む態度」、どんな評価をされていますか?
 
 

「A」がある?

それは教科担任の先生からの

「いいね!」
「グッドボタン」

のようなもの。

どうぞ胸を張ってください。
 
 

もし、9教科すべてで「A」だとしたら、それは本当に素晴らしいことですよ。

異なる9人の大人が、あなたが授業中に勉強に取り組む様子を見て、「うむ!」と高評価してくれたんですから。

きっと、職員室でも、

「あのコはいいねぇ」
「頑張ってますよね」
「応援したくなるね」

なんて話題になってるハズ。
 
 
 

……ひょっとしたら、こんな人もいるかもしれません。
 

えー、「B」?
私がんばったのになぁ

なんでこの教科は
「A」じゃないの?

 
私のことだ、と思ったあなた!

後期は(2学期は)挽回しましょう。

目指すは「主体的に学習に取り組む態度」の全教科「A」です!
 

そのために、まずは、なぜ「A」じゃなかったのかを考えてみましょう。

授業態度?
提出物?
言葉遣い?
学習姿勢?

前期(1学期)をふり返って、あなたに当てはまるのはどれでしょうか。
 

……???
思い当たらない……

 
ちゃんとやってたつもりなのに、「主体的に学習に取り組む態度」が「A」じゃなかった。さっぱり原因がわからん!
 

――そんなあなたに質問です。

「主体的に学習に取り組む態度」が「A」ではない教科、いくつありますか?

1教科だけ?

複数教科ある?
 
 

分けて書いてみますね。
 
 
 

1教科だけある場合

ほかの8教科は「主体的に学習に取り組む態度」が「A」なのに、特定の1教科だけ「A」ではなかった……というパターン。

これね、はっきりとした原因があるはずですよ。

その教科の授業の様子、
教科担任の先生とのやり取り、

思い出してみて。
 

他の8教科が「A」なのだから、もともと先生方からは頑張り屋さんと思われてるはず。その原因を把握して、改善できれば、きっと次は「A」に上がりますよ。
 
 

思い当たることがない?

むむむ。

それは、教科担任の先生に聞くべきですね。クレームを言うんじゃなくて、より良い自分になるための助言を求めるわけです。
 

どういうところを改善すべきかアドバイスをお願いします!

 
とても勇気が必要な行動です。ひとりきりじゃムリなら、学級担任の先生やお家の方に間に入ってもらうのもアリですよ。

※文句を言いに行くわけじゃないので、非常識な態度をとって先生方を困らせるのはNGですよ
 
 
 

複数教科ある場合

1教科だけではなく、いくつかの教科で「A」ではないものがついていて、それでいてその理由がわからない人。

これは良くないです。理由がわからないというのはとてもマズイ。
 

あのね、あなたは「ちゃんと」やってるつもりでも周りの大人はそう評価していないということは、あなたの「ちゃんと」がズレているんです。

なぜなら、周りの大人はすべて、評価のプロフェッショナルである、プロの教員だから。客観的にあなたの学習の様子を見つめて、冷静に評価しているからです。

「A」がついていない教科が複数あるということは、複数のプロが「A」ではないと評価したということ。評価の間違いが複数発生していると考えるのはムリがありますよね。

※通知表は、教科担任→学級担任→学年主任→教務主任→教頭先生→校長先生の順で、厳重にチェックされています。万が一おかしい評価があったとしても、途中で誰かが気づいて、教科担任へ戻されて、正しい評価に直されます。
 

あなたの「ちゃんと」がズレている、なんて厳しいことを書いてゴメンナサイ。

でもね、まっさらな心で、
 

私は本当に
「ちゃんと」
やれてたのかな?

 
と、ふり返るべきですよ。
 
 

でも、どういうところを直すべきかわからない、という人もきっといますよね。そんなあなたは、学級担任の先生に相談にのってもらうのがオススメです。

複数の教科で「A」がついていないのなら、おそらく学年の先生方の間で、あなたの学習姿勢について「こういうところが気になるね」と話題に上がっているはず。担任の先生も心配してくれてるでしょうから。

※学年主任や副担任の先生もオススメ
※不満を聞いてもらうのではなく、アドバイスを求めていることを忘れないでね
 
 

学校の先生は評価者でもありますが、あなたの成長を見守ってくれる味方でもあります。きっとあなたのためになる助言をいただけるはず。
 
 
 

ちなみに。

改善点を意識できるようになると、不思議なことにテストの点数も伸び始めるんですよ、コレが。

ホントだよ。
 
 
 
 
 

以上、「主体的に学習に取り組む態度」についてのお話でした。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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