なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日は令和5年度の千葉県公立高校入試のデータ特集です。
今年度の入試の傾向は?
千葉県教育研究会の進路指導研究部会が、公立高校の進路志望状況調査を発表しました。
3学期の初日に、千葉県内&茨城&埼玉の一部の中学3年生にとったアンケートです。
集計は本当に大変だったと思います。進路指導研究部会の先生方、今年もありがとうございます。
49,803人から回答を得て、そのうち35,124人が公立高校全日制を受験予定とのこと。約7割、例年通りです。
昨年度、県教委は公立高校の定員を400人分増やしましたが、今年度は9学級360人分減らしました。中3生の生徒数が減ったためです。
第9学区は、市原と市原八幡の2校で、募集定員が40人ずつ減らされています。
概況はそんなところかな。
それではさっそくデータを見ていきましょう。

情報量が多いので、絞ってチェックしていきます。
都市部と郡部
千葉県公立入試は、
都市部は倍率が高い
人気校だけに人が集まる
という傾向がずっと続いていますが、今年はどうでしょうか。
9つの学区の一番手校のようすをまとめました。

「都市部」に該当するのは、第1・2・3学区(第4学区も?)、「郡部」が第5・6・7・8・9学区です。
倍率が全然違います。
同じ千葉県公立入試でも、都市部と郡部とでは、その風景はまるで異なっていることが見てとれます。
上位校、今年は穏やか
次は、内房エリア上位校のようすです。

県千葉は昨年度の反動でしょうか。出願者はもう少し減るかもしれません。
『思考力を問う問題』の導入を発表した千葉東は、予想どおり減りました。
木更津普通科、去年受検生が多く集まってしまったので、今年は微減かなぁと思っていましたが、いやはや、えらく減りましたね。理数科は、うん。
幕総総合学科は例年どおり。
君津普通科、定員割れの衝撃再び。なんで33人も減ったの? この報道を見て、袖ヶ浦普通科から切り替えてくる受検生はどれくらいいるでしょうか。
第9学区、定員割れ続出!?
第9学区の公立高校に、県千葉・千葉東・幕張総合の人気3校を加えてまとめてみました。
全日制平均が 1.13倍なので、
①1.13よりも高い学校
②低い学校
③1.00倍を割っている学校
の3グループに分けました。
まずは人気グループ。

今年度のサプライズは、姉崎です! 去年は大きく割れたんですが、今年は人気を集めています。市原市の情報には疎いので理由はさっぱりわかりませんが、姉高生のみなさんはニコニコしてるんじゃないでしょうか。
2つめのグループです。

市原緑・木更津東普通科ともに定員割れを回避できそうです。おそらく出願者数も大きく変わることはないでしょう。
市原八幡は40人の定員減がアナウンスされていたことを考えると、むしろよく集まったといえるかもしれません。
1.00倍を割り込んだグループです。

ランキング20学科のうち、県千葉・千葉東・幕総総合学科を抜くと、第9学区には17学科。
そのうち10学科が定員割れです。
正確には、定員割れの見込み大
千葉県の郡部は、ほとんどの学校学科が定員割れを起こしています。県教委の公立高校改革、待ったなしです。
君津普通科、定員まであと5名。おそらく出願時には埋まるでしょう。袖ヶ浦普通科から変更する受検生がいるはず。
君津商業、今年も集まらないのか。高卒からの就職にしろ、商業に関する大学進学にしろ、進路をしっかり考えたらこの高校は魅力的なのに。何で普通科ばかりにこだわるんだろ。
あとは、姉崎を考えている受検生が、報道発表を見てどれだけ動くか、ですね。これはちょっと読みにくい。
受験生のみなさん、あまりこうしたデータに惑わされないようにしてくださいね。
なぜその高校を受験したいのか、
その気持ちと向き合って、受験校を決定してください。
何か聞きたいことのあるさくらっ子&保護者のみなさまは、いつものようにLINEを。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
23/02/10 追記
出願倍率が発表されました。
この記事についてのコメント
東葛飾第一志望です。倍率2倍越えが三校も!?やはり人気校に受験生が集まる傾向がありますね。志願倍率はここからどれくらい上下しそうですか?
東葛飾に近いレベルの高校が第3学区にはありませんので、そこまで大きく減ることはないだろうと思います。
詳しくは、中学校の先生などにお尋ねください。
体調を崩さないように気をつけつつ、最後の仕上げ、頑張ってください!