【2022】1学期期末テストをふり返って②

ローカルなお話
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こんにちは、なまはげおじさんです。

君津のさくら塾のブログへようこそ。

昨日の続きです。
 
 
 

先生方、ちゃんとして

今日の記事で、1学期期末テストのふり返りはおしまいにします。
 
 
 

さくらっ子、健闘

1学期期末テスト、さくらっ子の5科計平均点がコチラ。

3年生 421点

2年生 481点

1年生 450点
 
 
 

先生方、ちゃんとして

答案用紙を観察して感じた私の感想、その続きです。

テーマは4つ。

テスト準備期間について
②テスト問題について
③採点について
④テスト後の指導について

今日は、②~④のお話。
 
 
 

②テスト問題について

・おかしな問題がある

問題文の表現が適切ではない、指示文がわかりづらい、そういった問題が散見される。

ここで画像を上げて指摘するようなことはしないが、各学年の発達段階を考慮していないものや、定期テストに出題するのにふさわしいと思えないものもある。

問題ができあがったら、印刷をする前に、同じ教科の先生にチェックしてもらうべきだし、先生方全員でそのような時間を設けてブラッシュアップを図るべき。
 
 

・時事問題は必要か

社会の問題用紙の最後に時事問題が数問あるが、これはいったい何のために出題しているのか。

ニュースに触れてほしいのなら、それは毎回の授業の冒頭にでも扱えば十分では。現在学んでいることに絡めて先生が説明したり、生徒どうしでディスカッションすればなおよし。

知っているかどうかを問う問題なんて、ほとんどクイズといっしょでは? わざわざ定期テストで出題し、5段階評定に組み込もうとする狙いは?
 
 

・統一性がない

そろそろ問題用紙のフォーマット・規格は統一した方がいい。

紙のサイズ
文字の大きさやフォント
ホチキス止めの有無

など、教科ごとにバラバラな今の状況、生徒からするとやりづらいし、テスト後も管理するのが大変なはず。

千葉県公立入試の問題用紙を参考に、職員会議等で話し合ってフォーマットを揃えるべき。 

特に、文字のフォント。
最重要。
生徒の特性によっては、一部のフォントはかなり読みづらいらしい。
UD教科書体 がよい。
 
 
 

③採点について

採点の基準がおかしいものが目につく。

問題作成の前に、教科会議で再確認すべき。

以下、ぼかしながら具体例。
 
 

3年数学
証明の採点がおかしい。

「……が8の倍数になることを、nを整数として証明せよ」という問題があったとする。

途中式が、
 8(n+1)
であれば、
 n+1は整数なので
という断り書きが必要になる。

しかし、途中式が、
 8n
の場合は、
 nは整数なので
とわざわざ書く必要はない。

証明の最初に明記しているのだから。

書いてないから減点、
とするのは採点がおかしい。
※入試では減点されません
 
 

3年理科
力の作図の採点がおかしい。

マス目があるなら、補助線は不要。
※入試では減点されません

もっと言えば、マス目がなくても不要。

力の作図は平行四辺形を意識することがポイントだが、補助線を残すのは採点者が「ポイントを意識できているか」を確認するため。採点者の都合。

答案用紙にマス目を印刷しておいて、補助線を書いていないから減点とするのは、採点がおかしい。
 
 

全教科

指示通りに答えていないので×や△にするの、もうやめません?

「記号で答えなさい」という出題なのに、うっかり単語で答えたので、すべて減点された(すべてバツにされた)。1年生によくある話だけど、これ、おかしい。

定期テストは、生徒ひとりひとりの現在の到達度を測るためのものであり、先生方の授業の教育効果を測るためのもののはず。

「指示通りに答えていないので減点」なんてやっちゃうと、到達度も教育効果も測れない。

定期テストは入試の練習の場ではないし、そもそも入試問題には「指示通りに答えていないので減点」になるような問題はない。
出題文・指示文に工夫がされているため
 
 
 

④テスト後の指導について

さくらっ子は真面目に授業を受けているようで、先生方のアドバイスを問題用紙や答案用紙にメモしている。

それを読むと、いくつかの学校でとんでもないアドバイスが出ていることがわかる。

「本文を読んでから問題文を読むと時間が足りなくなる、まず問題文をチェックしろ」
 

やめてほしい。

大手塾の大学生講師でも、いまどきこんな教え方はしていない。

こんなおかしな方法を身につけてしまうと、公立入試だけでなく、高校での定期テストや大学入試で確実に苦しむことになる。

特定の生徒には有効なアドバイスかもしれないが、あくまでも変化球。三十数人に当てはまるものではない。

学校はストレートな正攻法を教えるべきでは?
 
 
 
 
 

以上、未完成のままですが、ここまでとします。

それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

この記事についてのコメント

  1. 時々ブログを見させていただいてます!
    今日のブログで一年前を思いだしました。 中3数学の証明問題の採点!息子も減点されました。。
    答案返しの時、何が駄目だったのか聞きに言ったそうで、「減点理由は、書いてないから。そういうふうに教えてない!!!」っということらしく、、△2点でした。確か配点5点だったような、、

    その日、学校から帰って来たときに、
    落ち込んでました。
    塾の先生達も、(他塾ですみません。。)
    この解き方で合ってるよ!っと、複数の先生方にも見てもらいプチ会議になってたそうです、、
    結論は、なまはげ先生が言ってる通り、入試では減点されないから、その解き方でいいよ!できてるし理解してるから大丈夫だよっとなり、、数学のテストの場合は、担当の先生のやり方がいいのかな~?!ってなりました。
    気持ちを切り替えてなんとかやってましたが、息子にとってはやりづらい1年間だったと思います。。

    数学担当の先生って数人いるのに、話し合いはしないんでしょうか、、?
    その問題を作った先生に任せっきりになってしまうんでしょうか、、?
    少しでも高い評価を目指してる子の気持ちも考えてほしいと思いました。
    長々すみませんでしたm(_ _)m

    • コメントありがとうございます。
       
      きっと先生方は忙しすぎて、余裕がなくなっているのでしょうね。
       
      教科指導の専門家ですから、落ち着いて見直してみれば「あ、これはマルだな」と気づかれるはず。
       
      落ち着いて見直す余裕もないのでしょう。

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