こんにちは、なまはげおじさんです。
君津のさくら塾のブログへようこそ。
今日も公立入試のお話。
出願のようすをチェック!
令和4年度入試、出願についてのデータが公表されました。さっそくチェックしていきましょう。
各学区のようす
まずは各学の平均倍率を見てみましょう。
全日制の全県平均倍率は 1.11倍なので、今日の特集記事では、
倍率が1.11より大きければ青
小さければ緑
1.00割れは赤
で表しています。
コチラです。

全県平均を上回っているのは第1学区(=千葉市)、第2学区(=船橋市など)だけというちょっと驚くような結果になりました。
都市部でさえ低倍率ですから、郡部の第5~9学区はえらいことになっています。真っ赤です。特に第5・第8学区は、設定そのものが間違っていたんじゃないでしょうか。
次に、各学区の一番手校を見てみましょう。

御三家の県千葉・県船橋・東葛飾は、このままいくと激戦になりそうです。『志願変更』を検討する人は少なくないでしょう。さて、どれくらい減るでしょうか……???
1月アンケートから
先日特集した、公立高校の進路希望調査、いわゆる1月アンケート。上位校では、どれだけの受験生が動いたのか、見てみましょう。

1月に入ってから受験校を変更した人は、かなりいたようですね。特に千葉市の3校はだいぶ減りました。
逆に、木更津理数科はずいぶん増えましたね。みんな、どこの高校から動いてきたのかな?
第9学区公立上位校のようす
それでは内房エリアの上位校の倍率をチェックしましょう。

お気づきの方も少なくないでしょう、昨年度とはまるで様相が違っています。比べてみましょうか。その方がきっとわかりやすいでしょう。
倍率のみの比較です。

2年前は、前期後期制の最終年でした。受験機会が2回あったので、前期選抜では背伸びをしてチャレンジする人もいたんです。そのため、どの高校も高倍率。
昨年度は、一発勝負に移行しての初年度でした。そのためか、受験生はみな超のつく安全志向に。千葉東の倍率を見てくださいよ、1.35ですよ、大チャンスだったんですよ。
こう見てくると、今年度の倍率がはね上がったわけではなく、昨年度がたまたま低倍率だっただけであることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
現2年生のみなさん、次年度もおそらく今年と同じくらいの倍率になると思いますよ。
第9学区のようす
最後に、毎年恒例のランキングです。
第9学区の学校・学科に県千葉・千葉東・幕張総合を加えて、倍率の高い順に3グループに分けてまとめました。
まずは多くの受験生が集まったグループです。

今週木曜から2日間行われる『志願変更』は、このグループに出願している人が検討しているんじゃないでしょうか。
変更しづらいのは、幕総看護科と木更津東家政科。どちらも専門学科ですから、強い意志を持って選択しているはず。あまり動きはないと見ます。
それ以外の6校については、それなりの動きはあるでしょう。特に都市部の学校は。
次は、県平均より倍率は低いけれど定員割れにはならなかったグループです。穏やかな入試になりそうです。

木更津理数科は、普通科から『志願変更』してくる人がいるかもしれません。でも、その数はけっして多くはないはず。
袖高がこのグループにいるのがショックですねぇ……。いつもは人気グループの常連なんですけどねぇ。ここ10年で一番のチャンスかもしれませんよ。
3つめは、定員割れになってしまったグループです。

姉崎と市原緑には、『志願変更』で他校から移ってくる人がいそうな気がしています。
袖ヶ浦情報Cは読めません。なにせ普通科も低倍率なので、わざわざこちらに移ってくる人は少ないでしょうから。今までに定員割れしたことなんてありましたっけ?
木更津東普通科、昨年度から人気が低迷し始めていましたが、今年一気に減った格好です。2年前の前期選抜は 2.33倍だったんです、人気校だったんですよ。寂しいですなぁ。
君商は1クラス減らさないとマズイんでしょうね。
県教委が計画している新たな統廃合計画、中身を知りたいものです。
以上、公立高校出願のようすの特集でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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