なまはげおじさんです、こんにちは。
君津のさくら塾では、ただいま新年度生を募集しております。
今日は令和4年度の千葉県公立高校入試のデータ特集です。
今年度の入試の傾向は?
千葉県教育研究会の進路指導研究部会が、公立高校の進路志望状況調査を発表しました。
3学期の初日に、千葉県内(茨城&埼玉の一部も含む)の中学3年生にとったアンケートです。
集計は本当に大変だったと思います。進路指導研究部会の先生方、今年もありがとうございます。
49,780人から回答を得て、そのうち35,363人が公立高校を受験予定とのこと。全体の7割が公立志望で3割が私立志望、例年通りですね。
現中3生は、昨年度より約1,630人増えています。
それに合わせて県教委は公立高校の定員を増やしましたが、それが400人分しかないんです。
※第9学区の定員増は市原八幡のみ
よって、昨年度よりも倍率は上がるはず。
特に人口の集中する都市部の人気校!
それではさっそくデータを見ていきましょう。

情報量が多いので、絞ってチェックしていきます。
都市部と郡部
千葉県公立入試は、都市部は倍率が高く郡部はその逆、という傾向がずっと続いています。きっと全国どこも同じなんでしょうねぇ。
9つの学区の一番手校のようすをまとめました。

この表を見ると、人口分布がなんとなくわかりますね。倍率の数値が全然違いますもん。
「都市部」に該当するのは、第1・2・3学区(第4学区も含まれるのかな)、「郡部」が第5・6・7・8・9学区です。
第8学区、私の見間違えでなければ、全校全学科が 1.00倍に届いていません……。
上位校、千葉市内は激戦
まずは、内房エリア上位校のようすです。

県千葉は予想以上に集まりました。この報道を見て回避する人もいるんじゃないでしょうか、これは多すぎます。
逆に千葉東は少ないです。県千葉からどの程度流れてくるか。
木更津普通科・幕総総合学科、受験予定の人はイメージ通りだったんじゃないでしょうか。まぁこんなもんでしょう。
君津普通科、今年は定員割れはまぬがれそうですが、うーん、集まりませんなぁ。このようすだと、次年度あたり、募集定員減になるかもしれません。
木更津理数科、これはキビシーーー。ド派手に割れるか、はたまた普通科から回ってきて 1.00倍に届くのか。今年もあるのか『スライド合格』。
第9学区、半分以上が定員割れ!?
第9学区の公立高校に、県千葉・千葉東・幕張総合の人気3校を加えてまとめてみました。
全日制平均が 1.13倍なので、これを基準に、
①1.13よりも高い学校
②低い学校
③1.00倍を割っている学校
の3グループに分けました。
まずは人気グループ。

袖ヶ浦普通科、例年と比較すると今年は凪いでいます。喜んでいる人、結構いるんじゃないでしょうか(油断しないでね)。
ビックリさせられたのは京葉です。昨年は定員割れしたんですが、打って変わって今年は集まりましたねぇ。市原市民が注目したのかな、どうだろ。
2つめのグループです。

市原八幡は、定員を40人増やして正解でしたね。需給が合致した格好です。
君津園芸科、おめでとうございます! 普通科に続いて、こちらも定員割れを回避できそうです。何人かは他校へ動くかもしれません。
1.00倍を割り込んだグループです。

上の方でふれたとおり、郡部はほとんどの学校学科が定員割れを起こしてしまいます。県教委もこれには頭を抱えており、現在新たな公立高校改革を進めているところです。
第9学区も大変なことになっています。4校とりあげます。
市原緑、危ういですが割れずに本番を迎えるのではないでしょうか。
木更津東普通科、ここ3年ほど人気だったのですが、久しぶりにピンチを迎えています。ただ、駅チカの好立地ですし、もうちょっとだけ増えそうな気はします。
袖ヶ浦情報コミュニケーションはどうなるかなぁ……今年の袖高は普通科もライバルが少なくてチャンスだから、あまり受験生は回ってこないんじゃないかな。
君津商業に人が集まらないのが不思議でしょうがないです。高卒からの就職にしろ、商業に関する大学進学にしろ、進路をしっかり考えたらこの高校は魅力的なんだけどなぁ。
受験生のみなさん、
あまりこうしたデータに惑わされないようにしてくださいね。
なぜその高校を受験したいのか、
その気持ちと向き合って、受験校を決定してください。
以上、公立高校の進路志望状況調査についての特集記事でした。
何か聞きたいことのあるさくらっ子&保護者のみなさまは、いつものようにLINEを。
最後にもう一度。
ただいま新年度生の募集をしております。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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