歩くハナミズ製造機ことなまはげおじさんです、こんにちは。
君津市のさくら塾のブログへようこそ。
昨日の続きで、公立入試の問題を見ていきます。また、欠席者数のデータもありますよ。
2日目、そして欠席者数
はじめは理科と社会の特集記事にするつもりだったのですが、県教委の発表した検査状況についてのデータがなかなかアレなものだったので、テストについては短くまとめることにしました。それではどうぞ。
2日目の教科をチェック!
2日目は理科・社会、そして学校ごとの検査でした。
理科
問題をザッと見ての第1印象は、「何だか見たことのあるような問題ばっかりだなぁ」というものでした。似たような感想の受験生は少なくないのでは?
大問9は一見かなり手強そうですが、「力の分解」について問われているのだと落ち着いて考えることさえできれば、実は基礎問題です。
しっかりと準備をして入試に挑んだ受験生は高得点をとりやすかったでしょうし、そうでない人は得点が伸びなかったかもしれません。
今回の数学と理科、上位校の平均点は高くなりそう。
社会
公民の国際分野が出題範囲から削除されたためか、大問数が1つ減りましたが、それ自体は大きな変化とは言えないでしょう。
大問1から難しい出題がありましたね。(2)②、これは悩んだ人が多いのでは。正答率は50%を下回ると思います。
大問2の日本地理、県名や県庁所在地名についての出題はありませんでした。世界遺産・知床半島、これ上位校受験生でも書けなかった人は結構いるかも。
大問3の世界地理、焼畑は用語として知っていても、それがどのような農業なのか説明するのはカンタンではないです。これも含めて記述問題が3問出題されました。1・2年生のみなさん、用語の暗記だけではなく、その用語の説明もできるようになりましょう。
今年こそ「SDG’s」が出題されるはず、と思っていたのですが、またはずれてしまいました、残念。
難易度は例年並みとしてよいでしょう。
欠席者数は333人???
さて、2つめの話題。
県教委が、公立入試初日・2日目の受検状況を発表しました。
そこには「欠席者数」という欄があります。出願したのに受検しなかった人を欠席者と呼称する、そう思っていたのですが、どうやら県教委の定義は異なるようで、数字が合わないんですよね。そこで、見やすさ・わかりやすさを重視して、さくら塾で表を組み直してみました。
A…志願者確定数
B…実際の受験者数
として、A-Bの値、すなわち「出願したのに受検しなかった」「2日目を棄権した」人数をチェックすることにしました。
この計算によると、その人数は全県で333人となります。多いですね。
多かった学校
出願したのに受検しなかった人数が多かった学校のベストテンがコチラです。

御三家の県千葉・県船橋・東葛飾などそうそうたる面々がズラリと並ぶリストの中、7位と10位に見慣れた校名が……!?
定員割れの君津、さらに受検しなかった人が11名もいるんですけど!??????? 現時点で22席も空いちゃってますけど!???????? 2次募集で22人も集まらないだろコレ。
木更津・理数科も初日でくじけてしまったのか2日めに8人もいなくなったみたいです。なんてこったい。
第9学区のようす
第9学区はどうったのでしょうか。県千葉・千葉東・幕張総合も加えてリストにしました。出願したのに受検しなかった人がいた学校はコチラ。

欠席した受験生は、2次募集に挑むのでしょうか。それともこのままおしまいにするのかな。
いずれにせよ、選り好みしなければここ十数年の中でもっとも公立高校に入学しやすい春になりそうです。県教委の中の人、これは想定していたことなのでしょうか、コメントを求めたいです。
以上、公立入試についての特集記事でした。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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