【令和3年度入試】公立出願のようすをチェックしよう!

千葉県の高校入試

 
 
 
 なまはげおじさんです、こんにちは。

 さくら塾のブログへようこそ。

 今日は、公立入試のお話。なお、文中の「公立上位校」とは、内房エリアにおけるものです。県船橋や東葛飾などは対象外ですのであしからず。
 
 
 

出願のようすをチェック!

 昨年度までの「前期後期制」では、前期は落ちてもいいから憧れの高校にチャレンジして、後期で現実路線に切り替える、なんて受験生もいましたが、今年からはそれはできません。

 「一発勝負」に変更されたからです。

 改革初年度の令和3年度入試、出願のようすをチェックしていきましょう。背伸びをして出願するチャレンジ組は、はたして減ったのでしょうか。
 
 

県全体のようす

 まずは多くの受験生が集まった人気校。倍率の高い順に10校並べてみました。
 

 
 市千葉以外はすべて第2学区(船橋市や市川市など)・第3学区(柏市など)の人気校が並びました。いわゆる都市部ですね。理数科に人が集まるのも都市部のみの傾向です。郡部は正反対の動きになります。
 
 

 人が集まらなかった高校はコチラです。
 

 
 こちらのリストに載っている高校は、現実的な話として統合や廃校を検討せざるを得なくなるでしょう。公立高校の運営には県民の税金が使われているのですから。下総匝瑳(そうさ)はいくつかある学科を合併する道が残されていますが、その意味で心配なのは普通科のみの九十九里。すでに最小ユニットである学年3クラスになっているのに、募集人員の半分も集まっていません。地域の需要がない……というわけではないようです、コチラの地図をご覧ください。
 

 
 左上の外房線沿線に高校が集まっていますが、海側には高校が九十九里しかないんです。おそらくこのエリアは、過疎化が進んで受験生自体が減ってしまっているのでしょう。それゆえの定員割れ。しかし地域唯一の高校なので、廃校にしてしまうわけにはいきません。さてどうする?
 地域を巻き込んで学生寮を運営して、「太平洋で青春しよう!」と第2・第3学区から生徒を呼び込む?
 
 
 

1月アンケートから

 先日特集した、公立高校の進路希望調査、いわゆる1月アンケート。公立上位校では、それだけの受験生が動いたのか、見てみましょう。
 

 
 昨日3年さくらっ子とも話したのですが、木更津・理数科を除く5校すべてがほぼ私の予想どおりになりました。……違うな、ちょっと盛りました。「私の予想」ではなく、「データが示していたとおりになった」というのが本当のところです。第9学区は公立上位校の数が少ないので、データどおりになりやすいんです。
 
 

第9学区公立上位校のようす

 それでは上位校の倍率をチェックしましょう。
 

 
 1月アンケートのデータどおりにいけば君津は定員割れになる。それはわかってはいましたが、……地元の人気校の君津ですよ。君津が割れるなんて、そんなこと起きるわけがない。そう思い込んでいたので、実際の数字を見て、教室で奇声を発してしまいました(2週間ぶり・2度め)。

 君高定員割れ

 う……ウソだろ……。
 

 切り替えていきましょう。

 昨年度までの「前期後期制」の前期選抜よりも、各校倍率は下がっているようにみえます。制度が異なるので比較が難しいです。
 そこで、昨年度までのデータの「前期定員」を「前期+後期定員」に直すことで、一発勝負だったらどれくらいの倍率だったのか換算し、グラフにしてみました。コチラです。
 

 
 県千葉千葉東は、2年連続で倍率が大きく下降しています。特に後者はストーンッという急激な落ち方が気になります。次年度は反発して1.5倍あたりに戻るのか、それとも1.3倍あたりを定位置にするのか。

 幕張総合はいつも1.5倍前後です。安定して人気を集めています。

 木更津君津は人口減の影響が出ているのかもしれません。木更津・普通科は1.10倍あたりに収束していきそう。木更津・理数科はここ3年1.25倍と安定してきました。理数科の先生方もホッとなさっているのではないでしょうか。君津はナゾ。なぜ割れた? 園芸科ができたのがそんなにイヤだったのか???
 
 
 

第9学区のようす

 毎年恒例のランキングです。

 第9学区の学校・学科に県千葉・千葉東・幕張総合を加えて、倍率の高い順に3グループに分けてまとめました。

 まずは多くの受験生が集まったグループです。
 

 
 木更津の普通科理数科からは、何人か君津に移るかもしれませんね。袖ヶ浦からステップアップで君津に挑戦という受験生もいるかもしれません。

 袖ヶ浦・情報コミュニケーション科、1月アンケートでは26人と思いきり割れていたのですが、蓋を開けてみたら19人も増えていました(笑)。アナウンス効果でしょうか。
 
 

 次は、県平均より倍率は低いけれど定員割れにはならなかったグループです。穏やかな入試になりそうです。
 

 
 ここ3年ほど大人気だった木更津東、ようやく落ち着きました。ちょっとしたブームのようでしたが、おさまったのでしょうか。

 今年から募集人員を40人減らした市原八幡、それでも受験生はギリギリです。市原市に公立高校5校は多すぎるのかもしれません。

 君津商業もギリギリです。数年後には、募集人員を減らすことになりそうです。
 
 

 3つめは、定員割れになってしまったグループです。

 
 君津上総との統合初年度なのですが、地域住民の反応は非常に冷めたものになりました。

 姉崎・京葉・市原。市原市内の公立5校はここ数年人気が下降気味です。適正化を考えるなら、姉崎を学年3クラスにするくらい。だんだん打つ手がなくなってきました。県教委、どうする気でしょうか。
 
 
 

君津高校はどうなる!?

 本日最後のお話。君津高校の入試は今後どうなるでしょうか。募集人員240に対して、現在13も席が空いています。

 みなさんご存知のように、来週、志願変更が予定されています。君津でも、受験生の出入りがあるはずです。チャンスとみて君津に切り替える人もいるでしょうし、不人気ぶりにショックを受けて出ていく人もいるでしょう。

 考えられるシナリオは、次の3つ。

①募集人員をある程度上回る人数が集まる
 250人程度集まった場合。通常の選考が行われる。もし不合格になったとしても、テストの点が足りなかったのだろうと納得できるはず。

②募集人員をギリギリ満たす
 240人ギリギリの場合。千葉県の公立高校では、無条件で全員合格とはしなかったケースが過去いくつもある。二次募集を見越して、基準に達していない受験生をバッサリやる可能性もある。

③定員割れのまま
 二次募集実施決定である。それでも、上に書いたとおり、無条件で全員合格とはしないかも。このあたりが東京都や神奈川県とは大きく異なるところ。
 

 はっきり言って異常事態なので、私は①②③どれも可能性があると考えています。君津に出願済みの受験生は、絶対に油断しないこと。また、木更津で落ちたら二次募集で君津だ、なんて考えないこと。

 なお、二次募集が行われるのは、卒業式のあとであり、私立高校の入学金納入〆切のあとです。大金が絡んできますし、周りはみんな遊んでいるしで、二次募集に挑戦するのはかなりしんどい経験になることをここにはっきりと書いて今日のお話を終わりにしようと思います。
 
 
 
 
 

 以上、公立高校出願のようすの特集でした。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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