明日は出願最終日、受付締切は正午ですので気をつけてくださいね。こんにちは、なまはげおじさんです。
さくら塾のブログへようこそ。
今日は、面接・作文対策のお話です。
受験勉強の合間に考えよう
千葉県公立入試では、2日目のお昼を食べたあとに『学校設定検査』が行われます。高校ごとに異なる内容です。面接・自己表現・作文などですね。
どの検査にも共通する大事なポイントがあります。
何だかわかりますか?
それは、
「志望動機」と
「私の長所」です。
志望動機
「志望動機」は「志望理由」と言い換えてもよいでしょう。
なぜこの高校に入学したいのか。
受験生のみなさん、あなたはなぜその高校に入りたいのでしょうか? なんとなく、はやめておきましょうね、高校の先生がガッカリしてしまいます(笑)。
「大学進学実績が良いから」
「●●部で活動したいから」
「家から近いから」
「制服がお気に入りだから」
「家族に勧められたから」
「校舎・設備が素晴らしいから」
「あこがれの先輩がいるから」
などなど、理由は人によりけり。それでOKです、自分のスタイルを大切に。
ただし、「志望動機」を高校の先生に伝えるときに心に留めておいてほしいことがあります。
それは、熱量。
「絶対にこの高校に入学したいんだ」
「この高校じゃなきゃダメなんだ」
そういう熱い想いをぶつけることが重要なのです。
高校の先生の立場で考えてみてください。どうしてウチを受けたのかわからない中学生よりも、我が校に強い憧れを抱いてくれている中学生に入学してほしい、そう考えると思いませんか。
「志望動機」は、グッとこぶしを握りしめて、それをブンブン振りながらのイメージです。ちょっと興奮気味に、鼻息荒くな感じです。カッコイイ言葉やスマートな表現なんていりません。
熱を、思いきりぶつけることが大事。
面接ではなく作文であっても同じこと。あなたの「志望動機」には、熱がこもっていますか?
私の長所
もう1つの大事なポイントは、「私の長所」です。
面接で尋ねられることもよくありますし、作文を組み立てる上で1つのネタとしてもよく使いますし、あらかじめ考えておくべき。
しかし、「私の長所」って、中学生にはなかなか難しいんですよね。なんか照れちゃうし。わかります、すっごくわかります。
「私の長所」が思い浮かばなくて困っている、そんなあなたにアドバイス。次の3つのステップを踏んでいけばOK。意外にカンタンですぞ。
①中学生活で頑張ったことを書き出してみる
結果よりも過程の方が使いやすいですよ。大会で優勝した、なんてのは確かにすごいのかもしれないですが、そのネタは面接や作文にはあまり活用できないと思いませんか? 話がふくらまないんですよね。ではどういうものがオススメかと言いますと、部活動大好きな人の場合は……
・練習を1日も休まなかった
・準備や片付けを誰よりも丁寧にやった
・まるでできなかったプレーが練習を積み重ねたらできるようになった
・友達とトラブったけど仲直りしようとお互い奮闘した
・先輩や後輩の調整役をした
・大差で負けていても最後まで全力でプレーした
など。
部活動だけではありません。学習面でも生活面でもなんでもいいので、結果そのものよりも、頑張った過程にスポットがあたるものをいっぱい書き出してみてください。
②高校で頑張りたいこと・高校卒業後に頑張りたいことを書き出してみる
これもゴチャゴチャ考えずにできるだけたくさん書き出してみましょう。
・勉強をもっと頑張りたい
・大学や短大に進学したい
・できれば指定校推薦とりたい
・進学して独り暮らししてみたい
・家から通える大学にいきたい
・●●部でプレーしたい
・全国大会に出てみたい
・いろいろな人と仲良くなりたい
・自分をもっと大きくしたい
・こういう人間になりたい
・こういう職業につきたい
バイトしたいとかおしゃれしたいなんてのは、高校生活そのものとはあまり関係がないのでやめておきましょうね。
③ ①と②をつなぐ言葉が「私の長所」
例えば、「練習を1日も休まなかった」&「勉強をもっと頑張りたい」の組み合わせなら、
「練習を1日も休まなかった」
↓
●コツコツ努力できる
●毎日続けられる
●粘り強さ
……を生かして、
↓
「勉強をもっと頑張りたい」
と連想していくわけです。コツコツ努力できる、毎日続けられる、粘り強さがある、それが私の考える「私の長所」。
①と②の組み合わせをいろいろ変えて試してみてください。共通して出てくる言葉があるとすれば、それが入試当日にあなたを助けてくれる「私の長所」のはずですぞ。
以上、面接・作文対策のお話でした。受験勉強の合間に、短い時間で考えてみてくださいね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
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