レオナルド退団となったらレッズは降格候補になるのでは?なんてよその心配をしている場合ではないジェフサポのなまはげおじさんです、こんにちは。
さくら塾のブログへようこそ。
今日は21年1月に行われた復習確認テストのお話。
1月の復確結果について思うこと
内房エリアの中学校には、復習確認テストというものがあります。
昔は実力テストと呼ばれていました。いわゆる業者テストで、受験対策の一環として学校で受験するものです。みんな「復確」なんて呼んでいます。
現2年生の復確の平均点について、昨年こんな特集記事を書きました。
当時の君中1年生、学年平均がまさかの227点。


あれ、コレ、相当マズイんじゃないの???
一部で話題になったようです。
あれから1年たちました。
君中・南中の現2年生のみなさんの平均点は、いったいどうなったのでしょうか。
気になりますよね。
私はずっと気になってました。
さくらっ子から報告がありましたのでご紹介いたします。
そりゃ奇声も上がるよね
コチラが現君中2年生のデータです!




なんと、さらに平均点が下がってしまいました。
学年平均225点。
これを見た瞬間、私は、


(ヒィッ!?)
という奇声が出てしまいました。
各教科のスコアはコチラ。


昨年は平均54点だった国語が、頼みにしていた国語ちゃんが、地滑り的大敗であります。
何ということでしょう。
国語科の先生方が頭を抱えている姿が目に浮かびます。ちなみに私も頭を抱えております。おそらく君中2年保護者のみなさまもそうでしょう。
こりゃアカン。
南中は上昇!
昨年の学年平均が256点だった周西南中現2年生。
今年の結果はこうなりました。


学年平均が280点にまで回復。
学年スタッフ、特に昨年度から引き続き担当なさっている先生方は胸をなでおろしているのではないでしょうか。
※これを読んでいる2年生のみなさん、「胸をなでおろす」という慣用句の意味、わかりますか?
どうやら国語がピンチらしい
しかし、南中2年生のデータも、国語の平均点が低迷しています。
むむむ。
両校のさくらっ子は、口を揃えて、


国語が本当に難しかったんですよー
と言っていました。
※これを読んでいる2年生のみなさん、「口を揃える」という慣用句の意味、わかりますか?
うーん、難しかったとしても、それでも両校の平均点は低すぎやしませんかねぇ。
国語が得意だと
これは有名な話なので聞いたことのある方も多いかもしれません。次の5人の生徒のうち、もっとも成績を伸ばしやすいのは?
B 数学は得意だが、ほかの教科が苦手
C 英語は得意だが、ほかの教科が苦手
D 理科は得意だが、ほかの教科が苦手
E 社会は得意だが、ほかの教科が苦手
私の経験では、間違いなくAの生徒が伸ばしやすいです。
ある程度の経験のある指導者なら、Aの生徒と答える人が多いはず。
そもそも国語という教科は、成績を上げようとするとき、ものすごく時間がかかるんですよ。
現在のその生徒の国語の基礎学力、
読解力、
語彙力、
文を書く力など、
それらは、すべて幼い頃からの積み重ね。
ですから、それらを中学生の今から伸ばそうとすると、他教科に比べて圧倒的に時間がかかるのです。
よって、もっとも成績を伸ばしやすいのは、5人の中ではAの生徒。
国語は得意であるというあなた、
このエリアでは少数派(笑)、
それは立派な武器ですぞ。
国語がピンチだと
国語が苦手だと、具体的にどんな不利益が生じるのか。
短く2つ指摘しておきます。
▲国語だけではない
ひとつめ。
国語だけではなく、他教科にも悪影響を与えている可能性があります。
教科書が読めていない可能性があるんです。
次の画像は社会科・歴史の教科書より抜粋。


『清では、列強の中国進出に反発して、外国の勢力を排除しようとする運動が盛んになりました。』という一文から、「当時の清国の民衆が外国勢力に対して大きな不満をため込んでいたようすを脳内でイメージできる」前提で学校の授業は進みますが、国語が苦手だとそれが簡単ではないんです。
まず「列強」という語の意味がわからず、「外国の勢力を排除」するとはどういうことかが説明できない。そして、「運動」という語からスポーツを思い浮かべてしまい、頭の中が「????」でいっぱいになってしまう……。学校の教室には、こういう生徒が少なくないはずです。
国語が苦手だと、教科書を正しく読むことができない。手際よく情報をつかむことができない。他教科にも悪影響を及ぼす、とはそういうことなのです。
▲自学がはかどらない
ふたつめ。
これも非常に深刻なのですが、国語が苦手だと、自学がいまいちはかどらないんです。
教科書・参考書・テキスト類などから手際よく情報をつかむことができないだけではありません。
出題の意図をつかめない、
問題文の条件を読み落とす、
何を答えるべきなのかがわからない、
考えを適切な表現の文にできない、
同義の言い換えが思い浮かばない、
などなど、その単元の学習の本質から外れた部分で苦戦してしまいがちになるのです。
そうなると、
日々の家庭学習にしろ、
テスト勉強にしろ、
受験勉強にしろ、
とにかく時間がかかる割に進まない!
そりゃ集中も途切れがちになりますよね。
国語が苦手だと自学がはかどらないことが多い。これは中学生あるあるだと思います。
受験生0学期
2年生のみなさん、
「センパイたち大変だなぁ」、
なんてのんびりしてる人はいませんか?
みなさんも、すでに受験生なんですぞ。
2年生3学期は、受験生0学期。
そろそろ本気にならないと!
少しずつ受験勉強に取り組み始めている人も、実際にいます。
あわてましょう。
焦りましょう。
まずは、国語をどうにかしないと。
がんばれ、2年生!
長くなってしまったので、今日はここまでー。どうすれば復確の国語の得点が向上するかは、そのうちまた特集したいですね。
それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
この記事についてのコメント