5月13日、文科省初等中等教育局長、通知を出す

千葉県の高校入試

 
 
 
 宣言が解除された地域のみなさん、ひとまず(油断しちゃいけませんから、ひとまず、としておきます)おめでとうございます。いいなぁ(笑)。なまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
 
 
 

 以前も似たタイトルで特集しましたが、文部科学省のえらい人こと初等中等教育長さんが、また全国の県教育長や県知事に通知を出しましたね。ご覧になりましたか? 今日のブログは、その特集です。
 
 
 

初等中等教育長曰く

 今回の通知はA43枚、分量は少なめですが、文体が独特でなかなかに読みづらい(笑)。内容はズバリ、高校入試について
 
 

今年の高校入試はやるの?中止なの?

 一部地域を除き休校措置が取られている現状で、はたして今までのような入試を行うことができるのか。
 

ママン
ママン

入試、やるのかなぁ?

さくらっ子
さくらっ子

入試、やるんですかね?

入試、やるよね?

 
 ・・・と心配していた中3生&保護者のみなさま、高校入試についての文科省の見解が出ましたよ。メインのところのみ抜き出しますね。
 

 
 おそらく、この一文が通知の中でもっとも伝えたいメッセージだったのでしょう。すなわち、
 

初等中等教育長曰く
 高校入試は中止にしません。やりますよ。

 
 とのことです。
 うーん、まぁ、そうなりますよね。いくら何でも、入試を中止にしてしまったら、今後数年間にわたってさまざまな悪影響が出てしまいますからね。

 ただし、この冬の高校入試については、以下の5点について配慮するよう求めています。

①部活動や資格等の実績について
②調査書の記載について
③出題範囲・出題範囲・出題方法について
④進路指導について
⑤小学受験・中学受験について

 
 ①②は高校側に向けてのメッセージでしょう。例年と同じような調査書にはならないよ、かなり寂しい書類になってしまう受験生もいるけれど配慮してね、といったところかな。

 ④は中学校の先生方向け。まぁ「言われなくてもわかってます」と返ってくるでしょうな(笑)。今までの指導経験をうまく生かせないような異常事態ですから、すでに胃が痛くなっている先生もおられるのでは。

 ⑤は高校受験の話ではないので割愛。
 
 
 

どんな入試になるの?

 さくら塾が注目したのは③です。出題範囲・出題範囲・出題方法について、具体例を3つあげて「必要に応じた適切な工夫」をすることを求めています。その具体例というのがコチラ。
 

 
 ちょっと画像に書き込んでみますね。
 

 
 ウは他県の高校を受験する場合なので割愛して、アとイについて。

 議論を呼びそうなのがの「適切な範囲や内容になるよう設定する」という表現です。(学校の授業が終わらないだろうから)3年生の単元のいくつかは出題範囲から削ってもよい、というニュアンスなのでしょうが、出題範囲を狭めてもよいとははっきりとは書いていません。いいですか、そこまでは書いてないんですよ。地域ごとの状況に合わせてそれぞれの県教委がうまいことやってくれ、そういう表現なんですよねコレ(笑)。責任を取るのを回避するかのような絶妙な表現ですなぁ。

 さて、出題範囲を縮小する方向で動くなら、各教科は具体的にどこまでが出題範囲になるでしょうか。国語は3年間らせん型で学習しているのでほぼ影響なしでいけそう。英語も教科書本文にふれずに(!)英文法に注力すればこれも縮小なしでいけそう(めちゃくちゃ乱暴ですが)。数学・理科・社会はそうはいかないかなぁ。数学はアクセルベタ踏みでも終盤の「円周角の定理」「三平方の定理」「標本調査」あたりの指導が終わらない可能性アリ。理科は「地球と宇宙(天体)」がまるっと未習になるかも。社会にいたっては公民の教科書を半分進められるかどうかでしょう。5教科を担当している先生方からすれば、「出題範囲を縮小するなら、早くそれを発表してくれーッ!」というのが本音なのではないでしょうか。

 入試における出題範囲を狭めることについては、たしかに現実的な判断ではありますが、私は賛成できません。高校に入学してから困る場面が出てくるはずだからです。
 もし出題範囲が短縮されたら、その単元はほとんど学ばないまま高校に進学することになります。入試に出ないところを丁寧に勉強する受験生なんていませんからね。しかし、中学校の学習内容は、そのどれもが高校内容の基礎の基礎。ないがしろにしていいものなんて、ひとつもないのです。
 行事の削減・夏休み冬休みの短縮・土曜授業の復活などとりうる手段を駆使して、なんとかして教科書学習を終えるべきと考えます。
 

 については、いわゆる選択問題を採用しろということです。「大問4は、aまたはbのうち、どちらかを選択して解答しなさい」というアレですな。なるほど、入試本番で選択問題が出題されれば、学校の授業進度が遅かった受験生にとってはありがたいかもしれませんね。
 しかし、問題作成はものすごく難しくなりますぞ。数学の図形問題を例にすれば、大問4‐a「相似」と大問4‐b「三平方の定理」の2つを作成し受験生に選択させる場合、そのどちらも正答率がほぼ同じになるようにしなければならないのですから。
 県教委の作問担当の方は深いため息をついてそう(笑)。
 
 

 ボールは文科省から千葉県教育委員会に渡されました。意地悪な表現をするなら、すべての責任を丸投げされた格好ですな。出題範囲を縮めるのか、縮めるとしたらどの単元をカットするのか。教科ごとに大きな議論になりそうです。
 県教委の結論が出るのはいつ頃になるのかなぁ・・・10月末くらい??? ムムム。
 
  
 
 
  

 以上、この冬の高校入試について、文科省からの通知の特集でした。最後に受験生のみなさんにアドバイス。入試本番で出題範囲が短縮されるかはまだ未定です。いったいどうなるのかと心を乱していてもどうしようもありません。今学んでいることをしっかりと身につけることに集中しましょう。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。どうぞ健やかな一日をお過ごしください。
 
 
 

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