【通知表】5段階評定の決め方と『関心・意欲・態度』についてお話します

なまはげコラム

 
 
 
 なまはげハウスのネット環境が崩壊してしまいました。しばらくブログ更新が不安定になりますごめんなさい。こんにちは、なまはげおじさんです。さくら塾のブログへようこそ。
 
 
 

 昨日は修了式。さくらっ子のみなさん、1年間お疲れさまでした。すてきな思い出はできましたか。学期の終わりですから、例のアレを渡されましたよね。

 例のアレ。

 通知表

 忘れずさくら塾に提出してくださいね。
 
 
 

5段階評定の決め方

 通知表を見せてもらうとき、真っ先に目がいくのは5段階評定。その数字がやはり気になります。
 

 旧ブログを読み返したのですが、5段階評定の決め方について書いていませんでしたね。すっかり忘れていたようです。さすがはうっかり大魔王なまはげおじさん。

 頑張って説明しますね。
 
 
 

いきなり5段階評定を決めるのではない

 5段階評定の5つの数字は、教科担任の先生が何となくつけているわけではありません。また、定期テストの得点だけで決まるわけでもありません。

 全国統一のルールがあります。

 それが、観点別評価です。
 

 教科ごとに4つの観点項目が定められており(国語のみ5項目)、それぞれをA・B・Cで評価します。都道府県によっては、Aの上位に A○ とかいう謎マークが存在するところも。
 
 

 数学を例にすると、次の4項目を観点別にA・B・Cで評価します。

 数学への関心・意欲・態度
 数学的な見方や考え方 
 数学的な表現・処理
 数量・図形などについての知識・理解

 通知表でおなじみのものですね。このA・B・Cの付き方によって5段階評定を決めるというのが、全国どこでも同じルールなのです。
 
 
 

A評価やC評価は、どのようにして決まるのか

 観点別評価の基準は、全国統一ではありません。そもそも、教科によって校内でもバラバラ。教科ごとに観点別の項目が異なりますし、教科の特性の違いもあるので、どうなればA評価を与えるかを校内で全教科統一するのはムリがあります。

 そこで、各中学校で年度初めに教科別会議を行い、それぞれの教科のA評価やC評価の基準を決定しているのが現状です。  
 

 そうですね、「数学的な表現・処理」を例にしてみましょうか。

 単元末テストや定期テストで「表現・処理」の問題を設定し、その正答率が80%を超えた者にA評価を、50%を下回った者にC評価を与える

 ・・・といった感じでしょうか。
 

 この 80% や 50% という数字について、4月の会議で各教科の先生方で話し合い、基準を決めています。
 
 
 

5段階評定はどのように決まるのか

 観点別評価によって、A・B・Cのアルファベットが4つ並びますが、5段階評定を決定づけるのは、そのうちのAとCの数なんです。

 この地域における観点別評価と5段階評定の関係を、おおまかな傾向としてまとめてみました。この地域における、ですからね。同じ千葉県であっても、遠くの地方についてはまったくわかりませんし、別の都道府県ならなおさらです。

 二十数年の私の経験によると、おおむねこんな感じです。A評価の数、そしてC評価の数に注目して分けてみました。
 
 

 
 
 「1」は、その持つ意味合いがあまりに強すぎるため、どの先生も躊躇なさるようです。そのため、オールCでないかぎり、めったに「1」にはなりません。「1」の持つ意味合いが強すぎる、この意味がわからないさくらっ子は質問に来てくださいね。知れば、震えると思います。
 

 A評価の数とC評価の数が、5段階評定を決定づけます。A評価が「+1点」、C評価が「-1点」、B評価が「0点」ととらえると、つかみやすくなるかもしれません。
 
 
 

 まず観点別評価のA・B・C。
 それを元にして、自動的に5段階評定が決定。

 
 
 

『関心・意欲・態度』 is important .

 さて、観点別評価の4つの項目のうち、もっともウエイトが大きいと感じるのが、ご存知『関心・意欲・態度』です。どんなにテストで高得点をとることができても、 この項目の評価が厳しいと、低い評定になってしまいますからね。
 

 いくつか例を挙げてみます。
 

 さくらっ子の理想としてはコレです。
 
 

 
 
 『関心・意欲・態度』が A 、すなわち教科担任の先生から頑張りを認めていただけた。こんなにすてきな通知票はないですよね。全教科がこれだったらバンザーイって叫びたくなります。
 
 
 

 次、マズイ例。
 
 

 
 
 ここでは「ワーク提出はガッカリ」という例ですが、さくら塾では1週間前にワーク点検をしていますので、その理由での低評価は考えにくいです。

 『関心・意欲・態度』は、主に「授業態度」と「提出物」で評価されますから、さくらっ子が B をつけられてしまった場合、授業態度に難あり、という意味になります。

 教科担任の先生からの無言のメッセージ、重く受け止めなければなりません。

 おうちの方に高いお金を出していただいてさくら塾に通わせてもらっているのに、肝心な学校の授業をおろそかにしているなんて、そんな馬鹿な話はありえません。いや、あろうはずがありません(イチローさん)。

 上の例のような評価だった場合、何がまずかったのかふり返ってみることが大切です。思い当たる節がない場合は、教科担任の先生にアドバイスを求めるのがよいでしょう。学級担任の先生に間に入ってもらうのもアリですし、おうちの方に一緒にお話を聞いてもらうのもよいと思います。
 
 
 

 最後の例です。これがあるとすれば、三者面談ですでに話し合われていることでしょう。
 
 

 
 
 Aが3つあるなら通常の評定は「4」になりますが、あえて「3」をつけられてしまうほどの『関心・意欲・態度』のC評価。もはやコメントのしようがありません。向かいのマンションの3階までぶっとばすとか、そういうレベルを通り越しています。まわりの席の生徒さんに迷惑をかけていないかだけが心配です。
 
 
 

冷静に受け止めて、さらなる成長のきっかけに

 もし、『関心・意欲・態度』がA評価でなかったとしても、「あの先生は私のことがキライなんだ」などと感情的になるのはやめましょう。そんなことをしても、何の成長も得られません。『関心・意欲・態度』の評価にこめられた、教科担任の先生方からのメッセージ、しっかり冷静に受けとめてください。

 もしA評価をもらえなかったのなら、その原因をじっくり考えてみましょう。くり返しになりますが、 思い当たる節がなければ教科担任の先生にアドバイスを求めましょう。学級担任の先生やおうちの方に助けてもらうのもOKですよ。
 
 
 

 もうすぐ始まる新学年で、見つかった改善点にまっすぐ取り組んで、さらに成長していきたいですね。
 
 
 
 
 

 以上、5段階評定についてのお話でした。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。
 
 
 

この記事についてのコメント

  1. オールAでも4の場合はあります。
    例えばAかBか迷ってAを付けた場合です。
    オールAで文句言っている人はそこが分かっていません。
    実際に検索していただくとでてきます。
    評価・評定作成支援ソフトなんてものもあります。

    関心・意欲・態度は提出物と忘れ物や私語、居眠り、危険な行為くらいです。挙手をしての発言は全く参考にしていません(というか挙手なんてもともと期待していません)。ほとんどの教師は保護者や生徒からの苦情もありすべてチェックし、証拠として保全しています。

    内申に文句を言っている人に特に多いのが、関心・意欲・態度ですが、提出物を期限までに出していない、提出物をコピペしたのが多いです。学力がいいから提出物は出さなくていいと思っている人(附属中学に多い)。友達のを丸写し(計算式、文章)。

    • 「オールAでも4の場合がある」のはその通りです。
      しかし、それは評定の付け方として間違っていますし、評価者(=教科担任の先生)は教務主任・教頭・校長に呼び出され、事情の説明を求められます。
      「これ、おかしいよね」
      「クレームにはどう対応するつもりなの?」と。
      まあそれでも強行して4のままで押し通しての現状なのでしょう。
       
      オールAなのに4をつけるのは、評価者がおかしいです。評定・評価について、もう一度研修し直すべきです。
       
      関心・意欲・態度については、県ごとに、また、同じ県であっても地域ごとに、もっと言ってしまえば学校ごとに評価者ごとにカラーが異なります。こちらの地域では、挙手について全く参考にしていない評価者(=授業に積極的に参加しようとする姿勢を認めないし、プラスに評価しない先生)は、ちょっと聞いたことがないですね。そもそも生徒が授業に積極的に参加しようとしなければ、形成的評価もままならないわけですから。授業に積極的に参加しようとする姿勢、その評価をないがしろにする評価者がいるのだとしたら、やはりもう一度研修を受け直すべきでしょう。
       
      ブログを真剣に読んでくださりありがとうございます。コメントに感謝します。
       
      ちなみに、今私が困っているのが「美術や音楽などの関心・意欲・態度はどうすればAになるのか」です。別日のブログでもふれましたが、こちらの中学校の中には「社会の5は40名いるが、音楽の5は3名だけ」なんてところもあるのです。やれやれです。

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