【令和2年度入試】前期選抜 志願者数確定

千葉県の高校入試

 
 
 
 豪華客船には乗らないと堅く誓ったなまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。
 
 
 

 昨夕、県教委の公式サイトで、公立前期選抜の志願者数の情報が公開されました。今日はその特集記事ですが、受験生のみなさんは受験校の数値についてあれこれ思い悩んでいてはいけませんぞ。そんな時間があるなら、さっさと受験勉強に戻りましょうね。
 
 
 

1.66倍の崖、迫る

 今年度の前期選抜、公立全日制の平均倍率は 1.68倍になりました。昨年度が 1.71倍ですから、微減と言えなくもないですが、私には深刻な状況になっているように思えます。なぜなら、いよいよ 1.66倍の崖が迫ってきたからです。

 前期選抜における普通科の 1.66倍の崖、ご存知でしょうか。簡潔に説明すると、後期選抜で定員割れを引き起こさないギリギリの倍率、それが 1.666……倍。具体的には、総定員数と前期選抜出願者数が等しくなるとき、1.666……倍になります。前期選抜不合格者全員が、もう一度後期選抜で同じ高校に挑戦するとしたら、という仮定でのお話です。

 来年度から、前期後期制は廃止され、一発勝負になります。今年度の普通科 1.66倍が、新年度の 1.00倍に相当する、そう考えることができます。つまり、来年度の入試は、いたるところで定員割れが起こりうる、ということです。いかがでしょう、危険水域になっていることがおわかりいただけるでしょうか。

 もちろん大きな原因が少子化にあるのは間違いありません。しかし、それに合わせて公立高校も合併したり募集人数を減らしたりしています。では、なぜここまで倍率が低下しているのか。

 私は、私立高校の人気が高まっていることが大きいと考えています。そうです、大学入試改革への不安から、より手厚い進路指導を期待できる私立を選ぶご家庭が増えているのです。補助金という追い風もあります。大学進学を考えるなら私立、このトレンドはしばらく続くかもしれません。

 学年6人が定員のこのさくら塾でも、すでに2人のさくらっ子が一足早く卒業しました。木更津高校・君津高校に挑戦できるだけの十分な学力があるにもかかわらず、あえて私立高校進学を選択しました。こんな田舎にも、私立人気の波は来ているのです。

※さくら塾は公立上位校に本気で進学したい人の塾ですが、さくらっ子が真剣に考えて自ら見つけることができた進路であれば、その意思を尊重し全力で応援しています。そのあたりのお話はコチラからどうぞ
 
 
 

公立上位校のようす

 内房エリアの上位校のようすです。まずは、1月のアンケート結果と比べてみましょう。どれくらいの動きがあったでしょうか。
 
 

 
 
 うむ、どこも予想どおりですな。

 1校挙げるなら、木更津・理数科、やはり定員割れにはなりませんでしたね。ただ、来年度も同じような低倍率になるのかなという寂しさはありますな。理数科に通っているさくらっ子OB曰く、とってもオススメとのこと。現2年生で理数科目の好きな人、ぜひ選択肢に加えてくださいね。
 
 
 

 さて、志願倍率をチェックしましょう。
 
 

 
 
 幕張総合を除けば、昨年度よりはマシ、というところ(ひどいコメントですな)。公立高校の入試とは思えないくらいの高倍率です。

 ちなみに、一発勝負になる来年度の志願倍率を単純計算(=志願者数÷総定員)で出してみると、

 県千葉     1.78倍

 千葉東     1.62倍

 木更津・普通  1.15倍

 木更津・理数  1.25倍

 幕張総合・総合 1.61倍

 君津      1.10倍

 となります。うーん、千葉市の3校はキビシイですなぁ……。現2年生とその保護者のみなさま、参考になさってください。
 
 
 

第9学区のようす

 市原市・袖ヶ浦市・木更津市・君津市・富津市の5市が第9学区です。県千葉・千葉東・幕総を加えて、志願倍率の高い順にリスト化しました。

 まずは、県平均を上回っているグループです。
 
 

 
 
 注目はやはり木更津東・普通でしょう。県内にわずか2校しかない女子校、もう1校の千葉女子は低倍率にあえいでいますが、木更津の伝統校は今年も大人気。進学塾の立場でコメントすると、今年の入試結果によっては、そろそろ来年あたり基準偏差値が上がるかもしれませんぞ。
 
 
 

 次のグループは、定員割れこそしなかったけれど、倍率が県平均には届かなかったグループです。
 
 

 
 
 県内に家政科は4校に設置されていますが、唯一定員割れを起こさなかったのがご存知木更津東。普通科に比べればまだ緩やかですが、家政科で 1.50倍は大人気といえるでしょう。

 木更津・理数は、昨年度 40名に合格を出しましたが、そのうち7名が辞退しました。木高専を選んだようです。おそらく今年も辞退者が出ると予想されます。

 市原緑・姉崎・市原は、後期選抜での定員割れが心配されます。大丈夫かな。
 
 
 

 最後は、定員割れになってしまったグループです。
 
 

 
 
 次年度も厳しいかな……。
 
 
 

ピックアップ;工業科

 今回のピックアップは、工業科です。まずはこちらの資料をご覧ください。
 
 

 
 
 普通科に比べると、専門学科には受験生が集まっていないようすがわかります。気になるのは、工業科です。じわじわ人気は下がっていましたが、今年になってガクンときました。

 内房エリアの受験生に人気があるのは、京葉工業(千葉市稲毛区)と千葉工業(千葉市中央区)の2校。今年も本命として考えている人がいるはず。まとめてみました。
 
 

 
 
 どうしちゃたんでしょう。景気が良くない今、手に職をつけようという動きが広がってもいいと思うのですが、逆に大きく受験生を減らしてしまっています。県内の工業系の高校の多くが似た状況。なんでだろう。工業高校で3年間頑張って、工業系の大学に指定校推薦で進学する、なんて道もあると思いますし。両校の先生方はこの不人気の原因をどのようにとらえていらっしゃるのか、インタビューしてみたいです。謎。
 
 
 
 
 

 以上、前期選抜の志願者数についてのお話でした。はじめに書きましたが、受験生は倍率をチェックしたら、さっさと受験勉強に戻りましょうね。

 それでは今日はこのあたりで失礼します。
 
 
 

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