市内の中学校でインフルエンザでの欠席者が出たようです。特に受験生のみなさん、自衛に努めてくださいね。こんにちは、なまはげおじさんです。さくら塾のブログへようこそ。
今日は令和2年度の千葉県公立高校入試のデータ特集です。県教育研究会の進路指導研究部会が、公立高校の進路志望状況調査を発表しました。千葉県内の中学3年生にとったアンケート、集計は本当に大変だったと思います。進路指導研究部の先生方、今年もありがとうございます。
なお、画像が大量ですので、今日のブログはおそらく激重で読み込みに時間がかかるものと思われます、ゴメンナサイ。パソコンで見る方がラクかもしれません。
全体のようす
記事によると、「公立全日制の第一志望倍率は75.63%で、記録が残る2003年度以来最低となった」そうです。補助金も出るようになり、私立人気が高まっているようで、実に4人に一人が私立高校を選ぶ時代になりました。数年後の大学合格実績で私立高校がヒットを連発するようなら、いよいよ千葉県も公立王国の時代が終わるのかもしれません。どうなるかな。
新聞に掲載されたデータです。


公立上位校のみ抜き出すと、こんな感じです。

まず目につくのが千葉東。どうしてこんなに減ったんでしょうか。5年ほど続けて高倍率の入試が続いていたので、このような流れになるのはわからないでもないですが、それにしても減りましたなぁ。
その逆が幕張総合。これは激戦ですな。
第9学区のようす
第9学区の高校に上位校を加えて、前期選抜にスポットを当てて集計しました。まずは全県平均 1.69倍を超えている高校、人気校です。

木更津東、今年も人気が集まりました。県内の私立女子校は受験生が集まらず苦戦しているところが多いのに、ここ数年安定しています。人気の秘密はどういうところなのでしょうか。木更津東の先生方にインタビューしてみたいです。
次は第2グループ。全県平均には届かなかった、比較的緩やかな入試になりそうな高校です。

このうち、袖ヶ浦・情報、木更津東・家政、上総・園芸、君津商業の4学科は、前期選抜のみの募集です。後期選抜は行わない予定です。上総・園芸は普通科に移動する人がいるかも。
君津商業、いい学校なのに、受験生が集まらないなぁ。この学校でコツコツ勉強して、指定校推薦で商業系の大学進学なんて、アリだと思うんだけどなぁ。
最後のグループです。現状、前期選抜での定員割れが心配される高校です。

木更津・理数はだまされないでくださいね。毎年、普通科から結構な人数が回ってきますから、おそらく定員割れにはならないですよ。気になる人は、学校の先生や通っている塾の先生に尋ねてみてください。
ピックアップ
今年は、千葉東、木更津・普通、君津の3校を取り上げます。
まずは千葉東。

間違いなく去年よりは緩やかな入試になるでしょう。しかし、この集計結果を見て、県千葉受検層の一部が千葉東に流れてくるかもしれません。ふたを開けてみたら昨年度の倍率と大差なかった、なんてことになるかも。油断大敵。
木更津・普通。

全体としての募集定員は 320名で変わっていないのですが、H29からそのうち 40名を理数科に。つまり、普通科の定員は 40名の減。その年から、受験生の集まりが目に見えて悪くなっています。今年の入試も、昨年度なみの倍率になるのではないでしょうか。
最後に君津。

君津は隔年現象を起こす学校です。受験生の増えた年の翌年は減り、減った年の翌年は増える。今年もこの法則があてはまりました。受験生にとっては当たり年。周辺に同ランクの高校もありませんから、これ以上大幅に増えることも考えにくいです。昨年度よりは緩やかな入試になるでしょう。
以上、公立高校の進路志望状況調査についての特集記事でした。何か聞きたいことのあるさくらっ子&ママンのみなさまは、いつものようにLINEやメールでお願いします。
それでは今日はこのあたりで失礼します。
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