千葉県の児童生徒、いじめや不登校などについての調査結果公表

なまはげコラム

とてもあたたかいスリッパを入手してゴキゲンのなまはげおじさんです、こんにちは。さくら塾のブログへようこそ。

 
 
 県教委のサイトに、第9回千葉県教育委員会会議についての報告が上がっています。定例会ではこんなことを話し合っていますよ、それを公開しますよ、というものですね。

 メインは「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」という報告書。 

 これは、千葉県内のすべての小・中・高校について(つまり私立も含むということ)、校内暴力・いじめ・不登校・中途退学などについて調査したもの。どれも普段はあまりオープンにしないデータばかりです。

 高校の公式サイトを見に行って、
  我が校の今年度の・・・
   校内暴力  3件
   いじめ  12件
   不登校   7件
   中途退学  4名
 ・・・なんてデータがもしあったらビックリしちゃいますもんね。

 調査対象期間は平成30年4月1日から平成31年3月31日 、すなわち今年集計したものです。新鮮なデータ、さっそく見ていきましょう。
 
 
 

校内暴力

 
 
 校内暴力についてのデータです。

 うわぁ、というのが率直な感想。

 千葉県って、校内暴力の「1,000人あたりの発生件数」が全国平均を大きく上回っているのか! ざっと計算すると、全国平均より29%も多い。

 まったく知りませんでした。
 

 本当に千葉県は校内暴力が多いのか???

 正直に報告していない都道府県があるんじゃないか???
 

 ・・・なんて勘ぐりをしたくなりますが、それを言ってしまうとデータそのものの意味がなくなってしまうので、よしておきます。
 

 それにしてもショックなデータですなぁ・・・。
 
 
  

いじめ

 
 
 いじめの「1,000人あたりの認知件数」、全国平均が 40.9件なのに対し、千葉県は 63.3件。

 つまり、全国平均より約55%もいじめ認知件数が多い。

 そんなに多いのか。

 いくらなんでもこの数値はおかしいでしょう。全国平均の 1.5倍ですよ。んなわけないって。ちゃんと報告していない都道府県があるような気がします。文科省の見解をお尋ねしたいところ。
 

 いじめについての私の指導経験に基づく持論は3つ。

 その1、3人集まったらいじめは発生しうる。これは大人でも同じことが言えます。性悪説かな、でも真理だと思います。誰が悪いとかではなく、いじめは起きてしまうもの。

 その2、まわりの大人によって状況を多少改善することはできるが、根本的な解決は難しい。加害側にも被害側にも、ともに感情的なしこりが残るため。

 その3、環境を変えてあげることで好転するケースが多い。クラス替えや卒業・進学をきっかけに、また学校生活を楽しめるようになることが多いです。
 

 このように考えているので、いじめについてやたらに学校の先生のせいにする風潮には違和感を抱いてしまいます。みんなして学校を責めすぎ。まぁニュースになってしまうような困った先生は別ですけどね。

 環境を変えてあげるという意味で、学校の外に(家庭とは別の)居場所を作ってあげることをオススメします。塾もそうですし、地域サークルや習い事などもいいですね。クラスメイトの少ない場所で過ごさせることで、少しずつ心のエネルギーの回復を図ることができるでしょう。
 
 
 

不登校

 
 
 小中学校の不登校は、全国平均より少ないのか。

 近隣の学校が不登校で悩んでいますから、

 私はもっと多いものと考えていました。

 意外だ。
 

 中学生になると不登校になる生徒の率がはね上がるのが気になります。それ以上に心配なのが、高校での不登校です。小・中とは異なり、出席日数が少ないと留年や中途退学もあります。なんで千葉県はこんなに多いんだろう? 県教委には、ぜひ「なんで?」にまで踏み込んでいただきたいです。
 
 
 

高等学校の中途退学

 
 
 あら!?

 中退率、上昇しちゃったのか!

 このデータ、中学生を送り出す側としては大変気になるものです。できれば、各高校別にその学年と人数を公開していただけないでしょうか。入学してから「なんでこの高校を選んじゃったんだろう」と後悔させたくはないのです。県教委の先生方、ご検討よろしくお願いします。
 

 なお、高校生の中退について、以前、公立高校に絞って特集しました。あわせてご覧ください。
 

公立高校を3年間で卒業できる生徒はどれくらいいるのかな
なぁ19号くん、君の進むべき進路は、もっとずぅっと東の海のほうなんじゃないかな。こんにちは、説得中のなまはげおじさんです。公立高校の『卒業率』を考える ご存知ですか、『卒業率』。 知らないでしょう、そうでしょう...

 
 
 
 
 
 以上、県教委が公開したデータについてのお話でした。

 褒められるような数値ばかりではありません。それだけに、隠さず公開してくださった県教委に敬意を表します。
 
 
 

それでは今日はこのあたりで失礼します。

 

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