1年英語は Unit 7 から一気に難しくなるので要注意!

さくら塾日記

屋根の職人さんたちを見かけることが増えてきました。こんにちは、なまはげおじさんです。さくら塾のブログへようこそ。

 
 今日のブログは、1年英語について。

 もうすぐ2学期期末テストですが、今回の英語の平均点、かなり下がることになるはずです。この学年の英語力が・・・とか、英語の先生の指導の方法が・・・とか、そういうことではありません。
 

 出題範囲に、Unit 7 が含まれているからです。
 

 多くの1年生がこう思っています。

 英語は「なんとなく」できる、

 「なんとなく」わかる、

 「頑張らなくても」テストで点がとれる、

 だから英語は好き。
  

 でもね、期末テストの答案用紙が返却されるその日から、英語に対するその「好印象」が一変しますよ。「頑張らなくても」高得点だった得意教科のはずの英語で、60点・50点・それ以下の生徒がゾロゾロ出てきますから。
 

 実は、1年英語は、この Unit 7 から一気に難しくなってくるのです。これまでの学習のふり返り要素あり、新しい英文法あり、次年度以降の布石あり、もうもりだくさん。この単元は、本当に要注意ですよ。
 
 

 昨夜の1年さくらっ子の授業で、Unit 7 の教科書指導を行いました。1年さくらっ子も英語は得意教科なのですが、そんな人たちでも、
 

さくらっ子
さくらっ子

えぇと、えぇと・・・

さくらっ子
さくらっ子

ムムム・・・、待ってください・・・

 
 ・・・と苦戦する場面もありました。

 どんなところが1年生には難しいのか、ちょっと紹介していきますね。
 
 
 

後置修飾さん、はじめまして

 
 Unit 7 の最初の英文がコレです。意味をつかむことはできるでしょう。そこまで難しい英文でもありませんし。

 しかし、コレ、実は次年度以降への布石。

 名詞を後ろから説明する、いわゆる後置修飾の英文なんです。
 

 
 教科書会社は意図的に後置修飾の英文を入れているようで、別のページにもう一度出てきます。コチラですね。
 

 
 1年で前置詞句、2年で不定詞の形容詞的用法、3年で現在分詞・過去分詞・関係代名詞と、5つの後置修飾を学んでいきますが、本格的に登場するのはこの Unit 7 が初めてになります。

 「何となく」わかったつもりだった1年生が、このあたりから「あれれ???」となってくるわけですね。

 1年さくらっ子には、次の英文を使って揺さぶりも入れてみました。
 

 
 この「in America」はどの単語を説明していますか? 前置詞句はいつでも直前の名詞を修飾するものだ、なんてカンチガイさせるわけにはいきませんからね。

 すると、予想通り「soccer」という声が出ました。
 

 
 これでは、「彼女は今 『アメリカのサッカー』 をプレーしています」ということになってしまいます。『アメリカのサッカー』とは(笑)。

 正解はコチラ。
 

 
 「アメリカでプレーしています」。前置詞句が副詞の役割を果たすわけですね。
 
 

 この後置修飾、用語の指導はまだ重視していません。ですから、1年さくらっ子もこの用語は覚えていないでしょう。現時点ではそれで良し。

 ちなみに、私が中学校の英語の先生だったら、この後置修飾の話題そのものをバッサリとカットしてしまうかな。基本文の指導に時間を使うことになりそうですからね。
 
 
 

there は何を指しているのか?

 はい、お次は there の出番です。

 2・3年さくらっ子は、この there が出てきたら、本文中の何を指しているのか考えるクセができています。なぜなら、私が必ず尋ねるからです(笑)。

 Unit 7 ではこんな英文があります。
 

 
 まだ there の初心者である1年さくらっ子、こちらの発問に予想していたとおり「Brazil」と返してくれました。

 私のアドバイスはシンプルです。
 

 「数学の代入をイメージしてみて。

 この there が Brazil だとすると、
 

 
 ・・・ってなっちゃうよね。

 「イマ、ブラジル、ナンジデスカ???」

 って、カタコトになっちゃうよ。」
 

 すると1年さくらっ子は表情がパッと明るくなり、「in Brazil」とつぶやきました。
 

 
 そのとおり。

 「in Brazil」で、「ブラジルでは」。

 there は代入と同じように考えればよいのですね。
 

 この there がしっかりつかまえられないと、長文読解がさっぱりになってしまいます。すでに入試対策は始まっているのです。
 
 
 

ほぼ同じ意味の英文に書き換える

 Unit 7 には、ちょっと難しめの言い回しもあります。
 

 
 直訳すると、「彼女は中学校に所属していますか?」となるでしょうか。意訳すれば、「彼女は中学生ですか?」ですね。

 せっかくですので、「ほぼ同じ意味の英文に書き換えなさい」という私立入試でよく見かける問題に挑戦してもらいました。
 

 
 カンタンすぎたようで、即答されてしまいました。悔しい、でもうれしい。期末テストの問題を私が作成するなら、こうした書き換え問題はぜひ出題したいです。

 答. a / student
 
 
 

接続詞四天王、そろい踏み

 昨夜の授業ではあまり大きく扱いませんでしたが、おそらくこの Unit 7 の裏テーマは、接続詞でしょう。2年英文法では従属接続詞( that , because , when , if )を大々的に扱いますが、1年英文法では等位接続詞( and , so , but , or )に少しずつ慣れさせていくスタイルです。こんな英文たちが散りばめられています。
 

 
 文頭に And や But を書いてしまうといろいろ問題はあるのですが、まぁ会話文ですからセーフ、セーフということで(笑)。

 しかし、 so の英文、明らかに地理の知識が身についている前提ですよね。そういう意味でも難しく感じる1年生は少なくなさそう。
 
 
 

2つの意味に訳せる英文

 これは初出ではなかったかもしれません。
 

 
 この英文、和訳が2通り考えられるのです。
 

 
 上のように考えるなら、「マリアは(●●語のほかに)英語も話しますか?」となります。

 
 こちらの場合は、「(●●さんのほかに)マリアも英語を話しますか?」となるわけです。
 
 

 もちろん、1年生の英語の授業であれば、このあたりはサラッと流してしまっても問題ありません。しかし、こういう見方もできるよと紹介し、何度もふれていくと、入試レベルの長文読解で効いてくるのです。
 
 
 

this これは と訳すか この と訳すか

 1年生にとって、「英語はカンタン」というカンチガイの象徴的存在が、this という単語でしょう。反射的に「これは」と訳しています。しかし、Unit 7 では、次のような英文が意図的に掲載されています。
 

 
 どちらの英文も、「これは」とは訳しません。「この」です。形容詞なんですね(←さすがにここまでは解説しませんが)。

 実は、3年生になってもこのあたりをしっかり区別できない人は多いんですよ。ですから、次の英文の和訳がですね、

 
 「この写真は・・・」なんてことになってしまったりするんですね。これについては、和訳を丁寧にアドバイスする必要があります。

 関連して、What についても、この Unit 7 からレベルアップします。今までは What といえばその意味は「何」だけでしたが、

 
 2文とも「何の」と訳すことになります。「季節は何ですか?」ではなく、「何の季節ですか?」という訳にしなければならないのです。問われる国語力(笑)。
 
 
 
 

 以上、昨夜1年さくらっ子の授業ふり返りを通して、Unit 7 からいかに英語が難しくなってくるかについてご紹介してきました。

 もし、まだ塾に行かずにがんばっている1年生がいたら、期末テスト対策は、今までよりも英語にかける時間を増やすことを提案します。検討してみてくださいね。

 あ、さくらっ子はそんなに時間をかけなくて大丈夫ですよ。
 
 
 

それでは今日はこのあたりで失礼します。

 

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